以前使っていたビデオカメラ「CANON FVM300 」が水没して録画、再生ができず壊れてしまいました。本体は使えないが、バッテリー等付属品は使えるのでそのまま残していました。(2007年~2010年まで使っていました。左:IXY DV S1・2005年(今回購入)、右:FVM300・2007年(水没して壊れた)
先日、家の近くのHARD OFFへ行ったとき、IXY DV S1 が本体のみJUNKでありました。当然、JUNKなのでデジカメなどと一緒に棚に乱雑に置いてありました。その場でnetで調べてみたら、付属品などが一緒で、特にバッテリーはまったく同じでした。
で、値段はと見たが、着いていなかったので、お店の人に聞いたら、なんと、0.3K(税込み0.324K)、これなら、動かなくてもいいと思い即購入しました。
早速、家に帰って、使えるか確認しました。とりあえずは、MiniDVテープを入れないで電源ON、 すると、ビープ音とともにモニターに画像が映りました。「日付を設定してください」と表示、どうやら初期化されているようでした。カメラ撮影(テープモード)も電源を入れた直後には日付設定表示がでます。
テープなしでのカメラ撮影では正常に映っています。(下の写真)
日付を設定し、今度はテープを入れて確認です。テープを挿入する蓋を開けると、ウィーンとテープ受けガイドが上に上がり、どうぞテープを入れてくださいっていう感じで開きました。そこへ、撮影済みのテープを入れて蓋を閉じると正常にテープが収納されました。(写真をクリックすると大きな画像が見られます)
さて、ここまでは正常に動作しました。そして、これから再生、早送り、巻戻し、リモコンの操作、撮影等々を確認していきます。
●テープ再生⇒モニタに映像が綺麗に映り 音声も出ました。●各操作⇒早送り巻戻し、一時停止等通常使う動作はできました。●録画⇒できました。録画中のズーム、一時停止等こちらも通常使う操作ができました。●リモコン⇒正常に動作しました。●バッテリー⇒本体に入っていたのを充電。10分程度使用しました。どのくらい使えるかはこれからです。●PCへ動画の取り込み(IEEE1394)⇒正常に取り込みできました。
動画撮影 をしたときの映像です
marimo VIDEO
やった!!! 問題なく使えるので超お買い得 と思っていたら やはり、そんなに甘くは無かったです。
それは、テープを取り替えるため、取り出しをし、違うテープを挿入したところ、さっきは何事も無くテープを呑み込んだのに、今回は ピー・ピーっとビープ音がなって、モニタにテープ異常の表示が・・・・
なんと、テープが入っていかないのです。何度やっても、バッテリーを取替えても、OFF/ONを繰り返しても入っていきません。
そこで、テープ無しで蓋をしめたところ、テープが入る部分が下にさがるのですが、途中で止まって、いやいやをしてから下までさがります。何度やってもテープが在る無しに関係なく同じでした。
やはり、JUNKは一見正常に見えても何処かに不具合がありますね。おそらく稼動する機構部分の歯車などが磨り減って起こっているのかもしれません。これを、直すには、構造、機構などがどうなっているのかが解らないとできないので、故障している「FVM300」を分解しました。
・左上:テープを出し入れする蓋、・上右:ヘッド、テープを駆動する部、・左中:マイク、照明などを収める正面カバーユニット、・中上:黒い部分がレンズユニット、とファインダーユニット、・中下:メイン基板、中右:録画、再生等を操作する後ろカバーユニット、左下:ワイドモニタ、右下:バッテリー収納部
で、肝心なテープを収納するのは右上のヘッドとテープ駆動部 この中に各歯車などがあります。(下が拡大写真)
これでも、元に戻すように注意しながら分解しましたが、フラットケーブル(茶色の極薄)を傷つけたりしたのと、分解した順番などが一部不明になったりして元に戻すのは容易ではありません。
また、テープを収納するための駆動部分は表からは見えないため一部を取替えることは、ヘッドを外さなければならない。ヘッドは一度外すと元に戻すのは測定器などがないと無理・・・ でもって、直すには、①この駆動部分を全て取替える、②修理に出す のどちらかになります。
①は正常にテープ出し入れができるIXY DV S1があること、②は修理代がいくらか、昔sonyの8mビデオカメラの修理で1.5~2万でした。多分同等かと思います。 ①は同じ物が何時出るか判らない、②はそんなにお金はかけられない。ってことで、結論は現状で何とかするしかない。テープさえ入れば、その状態を維持して使用することになります。多分、最初は問題なく入ったのだから、何時かはきっと入ると思います。
気長に試してみます・・・・・