今日の1枚。
芽吹き ♪
プレバトの夏井いつき先生のブログを拝見している。
昨日の記事で知ったこと。
KUMIさんのブログで知ったこと。
俳人の金子兜太氏が亡くなられました。
KUMIさんは直接逢っていらっしゃるようです。
まだ私が俳句の右も左も判らない頃でした。
句友でもあり親戚でもある人の家で俳句王国を見ながら勉強していた頃がありました。
ファックスを使って二人して全国大会にリアル投稿もしたことがあります。
まだ俳人さんもどなたが誰やら知らない頃のことです。
「あの着物を着ている人が稲畑汀子さんよ」
・・誰?それ ^^;
「高浜虚子のお孫さんにあたる人よ」「へぇ・・・そうなんだ」
どうやら俳句界の中央で活躍、君臨されているよう。そらそうだ。
で、その稲畑汀子氏に向かって歯に衣着せぬ物言いされるのが金子氏だった。
「あの人はいつもああやって稲畑さんに食ってかかるんよ」とも言った。
会場はそれが面白いのか、どちらが口を開いても笑いの渦だった。
とは言えども、稲畑さんは憮然としたお顔。
対して兜太さんは余裕のお顔。
その経歴を後に知って納得のゆくことだった。
それにしても、俳句界の大御所に対してあのような物言いをできるのは
兜太さんくらいではないかと今でも思う。
印象に残っている御句。
曼珠沙華どれも腹だし秩父の子 金子兜太
高学歴、エリート職歴を経て俳人さんへの道へとまっしぐら。
そこには戦争体験者としての思いも御句からうかがえる。
また、「おーいお茶俳句」の選者先生でもあって。
私はそのおーいお茶に2回入選したことがある。
その一つは「佳作特別賞」なるものでお茶の一箱24本入りの
「濃いお茶」を副賞でいただいた。余談 ^^;
私の句を採ってくださったかどうかは不明。多分、違うでしょう。
因みに、その2句はこう。
葉桜や旅の約束破棄になり mako
ちゃんちゃんこ「勿体ない」をつぶやけり mako
また余談 ^^;
ということで、あの語り口はもう聞けないかと思うと寂しい。
久しくTVにお出になられていなかったし現役を退かれた昨今だったよう。
多くのエッセイ、句集を残されている。