15年前に亡くなった祖父が生きていたら、今日は100歳の誕生日。
そして、祖父の弟(私の大叔父)が75年前に20歳で亡くなった日。
祖父の誕生日で1番思い出深いのは、還暦を迎えた日。
まだ小学生だった私は還暦という意味すらイマイチだったけれど、あの宴での笑顔は忘れられないです。
当時は戦友会や交友関係の旅行や会合を楽しみにしていたし、充実した日々だったンじゃあないかな?
祖父の思い出はこのブログでたびたび記事にしているけれど、私にとっては普通の農家のおじいさんです。
ちょいと変わった植物を育てるのが好きだったり、飼い犬を甘やかすことが好きだったり、子ども好きだったな、と。
さて亡くなった大叔父のこともブログで書いたことがあります。
茨城県日立市の軍需工場で軍属として働いていました。
大叔父は艦砲射撃で亡くなったのですが、子どもの頃の私には、空襲と艦砲射撃の違いもイマイチ分からず。
なによりも亡くなった大叔母に教えてもらうまで、大叔父のお墓には誰の骨か分からない骨が入っていることすら知りませんでした。
祖父が自分の誕生日が巡ってくるたびに、弟が満州で兵役についていた自分の身代わりになった、と漏らしていたそうです。
さて今月は姪っ子の1人が20歳になりました。
自分が20歳の時なんて、やっと大人になったと思ったけれど、姪っ子だといつの間にか20歳。
姪っ子の年齢で亡くなった大叔父。
大叔父は未婚だったし、いっしょに育った兄弟も少なくなって、死後に生まれた親戚ばかりです。
姪っ子は現代っ子ですから、早くも「法事はやらない派」を公言しています。
せめて私は祖父のように心の中で手を合わせたいです。