MIFさんがスーツが欲しいと言うので、昨日の午前中に紳士服店に付いていきました。
こんな時でもないと、私にはご縁のないお店なので。
MIFさんにとって普段は作業着が制服なのですが、時々スーツを着る機会もあります。
久しぶりにスーツを購入するのに合わせて私が「ネクタイをプレゼントしましょうか?」と申し出たら、あっさり断られました。
MIFさんの勤務先は、スーツでもノーネクタイが基本になっているので、今後も冠婚葬祭くらいでしかネクタイは締める予定がないそうです。
MIFさんがスーツを選んでいる間、私は時々MIFさんの様子を伺って、店内をウロウロ。
女性モノのスーツも随分充実するようになってきたんだなぁ、と感心していました。
さすがに今の私は、スーツを着る機会なんて殆どないけれど。
ネクタイはこれだけノーネクタイやカジュアルスタイルが浸透してきたのに、まだまだ品揃えは充実しています。
しかし5〜6年前と変わったな、と思ったのは「こんなネクタイ、誰が締めるの?」と思うような色合いや柄が減ったなぁ、と感じたこと。
ストラップ、水玉模様、小紋柄、無地が殆どで、大胆なペイズリー柄等がほぼ見かけませんでした。
無難なネクタイばかりという印象で、見ていてもなんだか面白みがありません。
さてMIFさんは背が高いこともあって、いわゆる吊るしのスーツではいつも選択肢が少ないです。
紳士服とは縁遠い私には布地の良し悪しはよくわかりませんが、こちらも今は細いストライプが中心で私が好きな太めの織地や細かい格子柄は殆ど見かけませんでした。
色合いも紺色系が中心で、グレー系もこげ茶系もマイナー色なのか、と知りました。
そうか、私の感覚はもう古いんだなぁ、と。
世の中、時代が進むにつれて多様化が進む一方だと思っていたのに、じつは昔ながらの産業では選択肢が減って単一化に向かっていくことを、肌で実感しました。