この神社の存在は中学生の時に読んだ司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」で知りました。
今年この小説が映画になるのでその前にもちょいと行ってみたいとも思っていました。
トップ写真は社殿です。
手水舎の彫りものが細かくてとてもステキです。
日露戦役記念碑。
大きいです。本当に。
逆光で全然読めませんが忠魂碑。
逆光で全然読めませんが忠魂碑。
楼門。
狛犬ちゃんはたくさんありまして、楼門前の狛犬ちゃん。
これは江戸時代末期頃と予想したら天保年間。
宝物殿近くの狛犬ちゃん。
宝物殿近くの狛犬ちゃん。
これは江戸時代中期かと思ったら、先ほどの狛犬ちゃんと同じく天保年間。
境内の梅。
社殿の前庭。
さざれ石。
写真では読みにくいのですが、4850キロの重量表記つき。
御神木の銀杏。
この狛犬ちゃんは東照宮のもの。
御神木の銀杏。
この狛犬ちゃんは東照宮のもの。
年代表記はありませんが、江戸時代後期かと思いました。
寄贈者の名前はたいてい楷書で書かれることが多いのに、これはくずし字(行書)でした。
この狛犬ちゃんは鉄筋コンクリート製。
見た目もシーサーっぽい丸みと可愛さがありました。
手水舎は新コロナウィルス対策でひしゃくが撤去され、竹の樋が新設されてチョロチョロ流れていました。
手水舎は新コロナウィルス対策でひしゃくが撤去され、竹の樋が新設されてチョロチョロ流れていました。
先週回った上総国一ノ宮、二ノ宮ではひしゃくがあったので、こんなところにも新コロナウィルス対策かと気持ちがゲンナリします。
さて大國魂神社は武蔵国総社で、一ノ宮から六ノ宮までをまとめて祀っています。
最近一ノ宮巡りをしていますが、一ノ宮から六ノ宮はそれぞれ個別にあります。
なお六ノ宮杉山神社は、現代においては場所がよく分からなくなっている神社です。
杉山神社は、横浜市や川崎市など南武三郡のみに集中して存在する神社です。
武蔵国における杉山神社の不思議はまた別のお話です。
この大國魂神社周辺には古戦場が多くあり、またこの近くに多摩川が流れています。
このブログでは何度か取りあげていますが、多摩川は武蔵国の防衛ラインです。
このすぐ近くには国府跡があったり、争いが絶えなかった地でもあります。
現在の東京都の中心は新宿ですが、これは武蔵国にとって江戸時代に開発された場所に過ぎません。
元々武蔵国は古代から武蔵野台地が政治の中心地だった訳です。
それから思うと、自分が生まれ育った土地は豊かではなかったことを思い知らされます。
歴史に名を残せなかった土地なんて、たいてい寺社地ばかりで生産量が少ない土地柄や耕作地に向かない土地が多いですから。
さて今日はこのあと武蔵国一ノ宮に向かいました。