ちょうど骨折関連の書き込みをはじめた日だ。
当時は骨折5日目。
この1年、毎日のように骨折のことを綴ってきたが、その最初の日というわけだ。
当時は、骨折を甘く見ていたンだよなぁ。
手術して骨さえくっつけば8月中には歩けるようになるって。
しかも、松葉杖もなくなるだろうって。
その予測は全然甘かったし、事前に説明されていたけれど、まさか自分が神経障害性疼痛を発症するだなんて思ってもいなかったっけ。
ところが当時の痛みは全然思い出せない。
シーネ固定がカパカパと緩くて、動くたびに激痛がしていたのだけれど今では「そういうことがあった」という記憶にあるだけで、あの痛み自体は振り返ることができないのだ。
戦後70年だが、その当時の記憶がある人たちは、当時未成年だった人が多い。
未成年の鮮烈な記憶の中にある戦争体験は、当時の痛みはもう分からないのでは?と思う。
たった1年しか経過していないし、まだ骨折後の痺れや歩きにくさがある私でさえも「痛みの記憶」は遠い彼方だ。
戦争体験者は記憶の中の痛みはあっても、その痛み自体は記憶から引き出せないのではないだろうか。
さて、今日の私の足。
今日は、MIFさんの出勤時間に一緒に家を出発して駅まで見送った。
MIFさんとは数年前まで一緒に通勤していたが、朝の歩行はどうしてもMIFさんの方が早い。
当時もがんばってMIFさんに合わせて歩こうとしていたが、今はそれができない。
驚くほど私の歩行が遅い。
これまでも骨折以来、自分が思っている速度で歩けていない自覚はあったけれど、ショックだった。
これから先の人生で、本当に私は満足して歩くことができるのだろうか…。
早く歩こうとすると、足首がきつい感じがする。
このきつい感じというのは、足がむくんでいる時にふくらはぎがパンパンに張っている感じと似ている。
うまくバランスを取って歩けないというのは、こういうことから来るのだろう。
はぁ…情けないなぁ。
それでも今日は少し家の中を片付けた。
これから先、私はどんな風に生活していくのだろう…と思うことが多くなっている。
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