御衣黄桜(ぎょいこうさくら)の押し花を作りました。
御衣黄は緑色の八重桜で、咲き進むと緑色からピンク色に変化していきます。
満開になったな、と思う頃にはこの緑色はだいぶ抜けてしまうので、開花したらいい具合の頃合いを見計らって摘み取って押し花にします。
自宅近くの公園に1本だけこの御衣黄桜が植えてあるのですが、葉っぱの緑色と相まって、見分けしづらいせいか誰にも見向きもされていないンです。
だから毎年、ちょっとだけ失敬して押し花にしています。
そして、押し花はポスクロで使っています。
メッセージに「日本には桜の木がたくさんありますが、緑色の桜は御衣黄だけ。あなたに届いた時、花びらが緑色ならお互いの国の郵便制度は優秀です。もし茶色なら郵便制度がうまく機能しなかったようです」と書き込むと、意外とウケがいいンです。
日本ではソメイヨシノ一強ですが、元々病害虫に少々弱いバラ科の植物です。
生物多様性から言えば、いろいろな種類がある方がいいはずです。
御衣黄の花は非常に地味なので、御衣黄の桜並木はなかなか受け入れられないとは思いますが、そんな風景があってもいいのにな、と思っています。