あなたの想いはあなたそのもの

おばあちゃんの知恵袋!

狂ってる『BONNIE&CLYDE』咲ちゃんに

2023-02-16 09:13:45 | 日記

咲ちゃんへの愛が止まらない

『蒼穹の昴』の梁文秀からの『BONNIE&CLYDE』のクライド・バロウ

余りにも振り幅、凄すぎて頭の中は混乱状態

頭脳明晰で全く非のない文秀からアウトローなクライドへ

私の大好きな咲ちゃんが、同じ咲ちゃんがこうも見事に演じ分ける事が出来るのか

余りのギャップに茫然自失

クライドの限りない少年のような無邪気 さと青年の危うさ

舞台上の咲ちゃんから様々なものが溢れ出る

咲ちゃんのクルクル髪の毛

眉を使って無言のセリフを伝える美しいお顔

そして言葉を語るしなやかな手指

カッコいいスラリとした長過ぎる脚

全てが美しい

あぁ、もう私の心は魂は狂ってる

その狂った心を咲ちゃんが奏でるフランク・ワイルドホーンの名曲がおしゃれで、だけど刹那的な世界へと誘う

咲ちゃんが演じるクライドの刹那的なアウトローの世界は何とも危険で魅惑的

心が魂がゾクゾクする

咲ちゃんが作り出す魅惑的な空気感が劇場中を包み込む

私はその中に飲み込まれて包み込まれて抜け出せない

咲ちゃん無限パラダイス

心も魂もゾワゾワ

私は咲ちゃんの無限パラダイスから抜け出せない

ボニクラのクライド咲ちゃんが私を狂わせる

ボニクラの舞台が私の人生までも狂わせる

それだけ衝撃的なクライド咲ちゃん

 

そして表情がまたいい

時折、少年の顔を覗かせるクライド咲ちゃん

だけど左の眉毛を釣り上げて見せる少年と青年の狭間の危ういクライド咲ちゃん

もう咲ちゃんの顔の表情の演技だけでノックアクト

クルクルと変わる咲ちゃんの表情がまた美しい

以前の咲ちゃんより数段、美しい

文秀も美しかったけれど美しさも更に進化

歌唱も演技も美しさもどんどんどんどん進化してる

ただ、ただ無言で佇んでいるだけなのにクライド咲ちゃんの表情や眉や目元や口元で彼の内なる感情や人間性までもが伝わってくる

どこまで楽しませてくれるのか

 

私しっかり、ついて行けるように宝塚体力つけないとね笑

私全くボニクラ中毒真っ最中

この病、治るのかしら

いや治らなくていい

このままボニクラ中毒の沼に永遠にハマっていたい

 

 

 

 

映画『俺たちに明日はない 』

宝塚歌劇『凍てついた明日』

これらの作品の題材となった伝説のギャングカップル

『ボニー&クライド』

脚本イヴァン·メンチェル

作詞ドン·ブラック

作曲フランク·ワイルドホーン

潤色・演出 大野拓史

 

 

 

2009年サンディエゴで初演

2011年ブロードウェイで上演

 

 

物語の舞台は1930年代

世界恐慌下のアメリカ·テキサス

 

 

 

盗んだ車で銀行強盗を繰り返す

自由気ままに人生を謳歌する刹那的な生き方

 

そのクライドを彩風咲奈がジャジーなリズムでおしゃれに奏でる

それがなんとも小気味いい

だが、この作品、咲ちゃんの得意なダンスはない

歌と演技だけで魅せる魅せる

ワイルドホーンの楽曲が何とも心に残る

そして咲ちゃんの小気味いい歌いっぷりが最高

上手いホントに上手い

 

 

咲ちゃんが作り出す

咲ちゃんにしか創り出せない

心も身体も弾むような心地いいリズム

いえいえ咲ちゃんだけじゃない

フランク・ワイルドホーンの楽曲がそれぞれの場面に美しい程おしゃれに溶け込む

軽やかでおしゃれで観劇が終わった後にもメロディが心に弾む

だから余計に余韻が残る

魂が持って行かれる

なんとも素晴らしい舞台だろうか

 

 

 

 

気負い過ぎず軽やかに歌い踊る

そんな咲ちゃんに観ている、こちらの心にもリズムが踊る

 

 

こんな咲ちゃん初めて❤

 

こんな心踊る咲ちゃん初めて❤

 

 

 

舞台冒頭の銃声と共に死んで行くボニーとクライド

なのに、そんな悲愴な場面からは想像も出来ない心地良さ

 

舞台全体が咲ちゃんの奏でるリズムに包まれる

 

 

それは魔法にかかってしまったよう

 

 

ギャング物が嫌いなはずの私があれよあれよという間に咲ちゃんワールドに引き込まれて行く

 

アウトローで刹那的な、だけどおしゃれでカッコいい

 

 

 

新トップ娘役の夢白あやが舞台の雰囲気を更におしゃれに

 

夢白あやは美しい

大きな瞳と美しい歌声

 

そんな新たなパートナーと共に刹那的な青春の美しさと儚さを見事に演じる

 

『蒼穹の昴』の梁文秀とボニクラのクライド

あまりの違いにただただ驚き

宝塚歌劇の振り幅の凄さに脱帽

 

 

そして、それを見事に演じるタカラジェンヌたちにも脱帽

 

 

そして今や雪組の立派なトップの咲ちゃん

今回は特に気負わず自然に軽やかに、そして堂々たる演技

 

 

そして垣間見せる少年のような表情

純真無垢な、だけど傷つきやすくて繊細な少年の風情

抗うけれど抗いきれない少年の美しい気怠さ

しかし時には感情や行動がストレートに現れる

それが刹那的な美しさになるのか

 

 

そんな少年や青年を表現できるのが彩風咲奈

 

宝塚版『BONNIE&CLYDE』はストーリーはシンプル

だからこそ観ている者にダイレクトに良さが伝わって来る

クライドとボニーの生き様と同じ

見事にストレート

青春の危うさや挫折

そして恋心

 

それは若者たちの共感と羨望に

単なるアウトローなギャング物では終わらない

 

 

咲ちゃんが持つ少年と青年の魅力を余す事なく引き出してくれる舞台となった

 

 

今日は咲ちゃんの誕生日

この日に姫路から名古屋へ遠征

舞台の最後に劇場中でお祝い

幸せそうな照れくさそうな咲ちゃんが可愛い

 

 

彩風咲奈 最高❤

咲ちゃん 最高❤

雪組最高❤

 

 

本当に本当に幸せな1日

 

 

 

 

そして雪組の美しい皆様

素晴らしい舞台をありがとうございます


『蒼穹の昴』人物図鑑 

2022-12-03 19:49:23 | 日記

2022年11月30日 初めての東京宝塚歌劇場での観劇

帝国ホテルの真向かいにあって、なかなかの佇まい

午後からの公演と言う事もあって帝国ホテルで日本で初めてバイキングスタイルを取り入れたと言うレストランでランチバイキング

さすがは帝国ホテル

バイキングと言えども一品一品がどれも美味しい

特にケーキが絶品

どれひとつもハズレがなかった

 

お腹を満たして、いざ生まれて初めての東京宝塚歌劇場へ

 

中に入ると宝塚大劇場よりも小振りな深紅の絨毯の階段

その右隣には白いクリスマスツリー

 

キャトルレーヴはほんの少し

敷地面積を考えると仕方のない事

 

それでも東京宝塚劇場に来た記念にと発売になっていた咲ちゃんの来年のカレンダーをゲット

いいお土産が出来た

 

 

 

記念すべき東京宝塚の「蒼穹の昴」の公演は5回目

そこでこの素晴らしい「蒼穹の昴」を忘れないよう人物像のお復習

なにせ登場人物の名前が難しい

日本語読みと中国語読み

漢字を日本語読みで覚え

読み方は中国語読みでと思ったものの、これが難解

それでも、この時代の歴史の流れも頭に入れたくて何度も挑戦

 

「蒼穹の昴」の人物像を頭の中で整理仕切れず書いて置こうと思った次第

 

 

 

原作は浅田次郎

脚本.演出は原田諒

原田諒には色々問題はあったが素晴らしい大作に変わりはない

 

 

 

梁 文秀(リァンウェンシウ) 彩風咲奈

河北.直隷省静海県 梁家屯の地主の次男

李春児の兄とは義兄弟の契りを交わした間柄

光緒十二年の科挙に首席で合格し進士となる  

原作者浅田次郎が描き出した架空の人物

文秀役の咲ちゃんが美しく凄まじくカッコいい

そしてセリフも凄まじく長くカッコいい

咲ちゃん、あの長いセリフを一言足りとも間違えづに言えてしまう

さすがは咲ちゃん!

私を生まれて初めての魂震える心震える凄まじい感動へと導いてくれた

ありがとう咲ちゃん!

 

 

 

李 リンリン 朝月希和

春児の妹 両親を失い文秀に助けられる

最初は貧しいが故にみすぼらし姿だけれど

文秀に助けられ人間らしい姿になり最後は文秀とアメリカへ亡命しようとするシーは文秀と寄り添いモダンな姿

それでも宝塚の舞台では驚くほどに稀な娘役さんの出るシーンの少ないこの物語

唯一、退団公演である希和ちゃんの役だけが娘役としてのセリフがまあまあ多くある

この作品!驚くほどに娘役さんの出番が少ない!

こんなに娘役さんの活躍の出番が少ない舞台を観劇するのは初めて

私は咲ちゃんが大好きで咲ちゃんのセリフがもう、すごく多くて大満足なのだけれど

娘役さんの美しい姿を楽しみにしていた方にとっては残念かも

そんな中では希和ちゃん一人頑張っていました

それでも退団公演としては少しさみしいかなと思ってしまいます

 

 

 

李 春児(リィチュンル) 朝美絢

梁家屯の貧しい農民の子 予言を受け都に上る

春児も架空の人物

原作では春児が主人公だとか

でも予言は真実ではなかったとか

それでも春児は生き抜く

幼くあどけない春児から京劇を見事に踊るまで見事に演じているアーサがカッコいい

あの、あどけない、こぼれるような大きな瞳のアーサがかわいい

 

 

 

西太后ツーシー 一樹千尋

清朝第9代皇帝.咸豊帝の側室 帝の死後、三代に渡り政を行う晩清の女傑

文秀に次いでセリフの多いお役

いつもは男役の一樹さんが堂々たる西太后

一言、一言が深く重みがある

この堂々たる西太后を新人公演では夢白あやが演じる

一樹さんの西太后から沢山のものを学んで夢白あやらしい西太后を演じてほしい

 

 

 

楊 喜楨(ヨウキテイ) 夏美よう

光緒帝の学問の師でもある大学者 文秀たちの才覚を見出だす 帝党の筆頭

残念ながら栄禄らの手によって一幕の終わりで殺害されてしまう

一幕の終わり第十六場での順桂とのやりとり

楊  喜楨の「西太后さまはそなたが思うような人間ではない」の言葉に順桂の複雑な表情がこの後の様々なシーンへと繋がって行く

それぞれの立場の違いで運命が翻弄されてい行く

楊  喜楨が銃声に倒れ文秀が皆の思いを込めて「昴よ」を歌い上げるシーンは圧巻

私の一番好きなシーン

混沌とした世界の中で文秀は孤高の誓いを奏でる

 

 

 

李 鴻章(リィコウショウ) 凪七瑠海

科挙出身の漢人の将軍 内乱を平定し直隷総督となり西太后の信頼を得て洋務運動を進める

人格者の彼を演じるのに打って付けのカチャ

品があってスマートでカチャにピッタリ

文秀と同期の王逸は後に彼の幕僚となるが李総督と共に下野される

 

 

 

 

順桂(シュンコイ) 和希そら

満州旗人 光緒十二年の科挙で合格した進士文秀と同期の官吏

西太后を殺害しようとするが失敗 隠し持っていた爆薬が女の子のほうへ転がって行く

順桂は女の子を突飛ばし爆薬の上に身を伏せて亡くなる

新しい国を目指し西太后の殺害を企てるが女の子の命を守って死んで行く順桂の優しさを和希そらが見事に演じている

この人物が持っている本来の優しさと国を憂う青年の苦悩を実に上手く演じている

順桂の苦悩の表情が実にいい

 

 

 

白太太(パイタイタイ) 京三紗

韃靼のシャーマン 星占いの秘術を持つ老女 文秀と春児の宿命を予言する

彼女もまた、その優しさ故に春児に嘘の宿命の予言をする

舞台の冒頭の暗転の中

咲ちゃん演じる文秀の未来を占う白太太の声

その声は遥かないにしえの時代から響くような

あるいは蒼穹の空の彼方から降り注ぐような不思議な声はこれから始まる物語の深みを見事に表す語り

 

 

 

 

光緒帝(コウショテイ) 縣千

清朝第十一代皇帝 西太后の甥

西太后に気付かいながらあくまでも優しい光緒帝を繊細に演じたアガチン

その優しさと時代の狭間で生きる苦悩を見事に表している

アガチン言わく帝の玉座は金の龍たちで溢れ、座るとフカフカだとか

帝が似合ってます

 

 

 

康 有為(カンヨウウェイ) 奏乃はると

公羊学者 戊じゅつの変法(日本の明治維新をモデルに清国を改革し光緒帝を載いた新国家を建設しようとする)の理論的指導者

世の中を知らない帝である事をいい事に証書を渙発し続ける

その上、西太后も栄禄の進言を受け証書を頤和園から渙発

清国の政治は大混乱

文秀たちは帝から康を引き離す

革命の足音が聞こえる

 

 

 

譚 ストン 諏訪さき

楊有為の弟子 文秀たちと共に革命に身を投じ生きる事より死ぬ事を選び袁世凱によって殺される

譚とリンリンの淡い恋

「蒼穹の昴」の物語の中での唯一の儚ないラブストーリー

譚とリンリンの純粋さが愛おしい

しかし譚は袁世凱によって無慈悲に処刑される

 

 

 

王 逸(ワンイー) 一禾あお

光緒帝十二年の科挙で合格した進士 のちに李鴻章の幕僚となる

しかし李鴻章が総督を辞すると王逸も下野される

あおくんも若さと品と誠実さがあって素敵

 

 

 

林 旭(リンキョク) 紀城ゆりや

改革派の官吏で文秀たちの同志

楊先生宅の八人掛けの長テーブルに楊先生の横に華世京演じる劉光第と並んで座っているシーンはセリフは少ないが若い二人が美しい

 

 

 

劉 光第(リュウコウダイ) 華世京

改革派の官吏でたちの同志

カセキョー新人公演では文秀を演じています

雪組の若き御曹司

 

 

栄 禄(エイロク) 悠真倫

満州旗人 汚職により都を追われていたが内務府大臣として都に戻る 西太后側近の権力者

気持ちいいくらい悪役に徹しています

流石です

 

 

 

李 蓮英(リレイエイ) 透真かずき

大総管太監(宦官カンガン)で英禄の朋友で西太后の寵臣

一幕の四場での市場での文秀との出会いの場面が面白い

あの高笑いが忘れられない

 

 

 

崔 玉貴(サイギョクキ) 麻斗海伶

李蓮英配下の副太監の宦官でこの市場の場面で李蓮英に仕えている

栄禄達の命令で楊喜楨を殺す

第二幕の冒頭での栄禄とのやり取り

 

 

恭親王(キョウシンノウ)   日和春磨

皇族の一人 醇親王の兄

第一幕の第二場での弟と西太后とのやり取り

 

 

醇親王(ジュンシンノウ)   叶ゆうり

皇族の一人 恭親王の弟

第一幕の第二場での兄と西太后とのやり取り

 

 

常 蓮忠(ジョウレンチュウ) 桜路薫

九堂総管都領事の宦官で李蓮英とは同期の入廷で光緒帝に仕える

第二幕の第五場での光緒帝とのやり取り

セリフは少ないがお顔がお綺麗

 

 

梢掌案的(チョウチャンアンダ)   星加梨杏

南府劇団の立役

京劇のシーンで活躍

 

 

蘭 琴(ランチン) 聖海由侑

光緒帝に仕える宦官で春児の親友

一幕紫禁城の暢音閣の楽屋で春児を認めている

以前は富貴寺で安徳海の世話をしながら出世を願っていた

 

 

伊藤博文 汝鳥伶

明治維新を成功させた元勲の一人で日本の初代内閣総理大臣

文秀に「死するは易く生きるは難し」と説く

「人間の力を持ってしても変えられぬ宿命など、あろうはずがない。いや、あってたまるものか。与えられた命を精一杯生き抜き志を信じて尽くし続けること。男の生き様とはそういうものだ。梁文秀君、君はまだ生きてやらねばならぬことがあるはずではないのか」

第二幕の日本公使館での伊藤博文のこの言葉がこの物語の全てを語っている

梁文秀はもちろん「蒼穹の昴」に触れた全ての人々に向けた大いなるメッセージのような気がする

本当に心に刺さるいい言葉

 

 

袁世凱(エンセイガイ) 真那春人

李鴻章の幕僚でその後継者となり力をつけるが政変では文秀らの協力要請を拒否し清朝側に付くが後に舞台では描かれなかったが辛亥革命の折、孫文との交渉で清朝を終わらせる代わりに自分が臨時大総督になり後に皇帝の座を狙うが失敗

 

 

ミセス·チャン(寿安) 夢白あや

岡圭之介やトーマス·バートンたちと行動を共にする謎の美女

実は西太后の孫の寿安

西太后の為に情報を集めている

出番は少ないが美しさが印象に残る

 

 

 

隆裕(ロンユイ) 野々花ひまり

西太后の姪っ子で光緒帝の皇后となる

 

 

瑾妃(キンピ) 沙羅アンナ 

光緒帝の側妃 珍妃の姉

 

 

珍妃(チンピ) 音彩唯

光緒帝の側妃 瑾妃の妹 光緒帝の愛を一心に受ける

 

 

徳齡 千風カレン

西太后に仕える女官で容齡の姉

 

 

容齡 羽織夕夏 

西太后に仕える女官で徳齡の妹

 

 

 

安 徳海(アンドーハイ) 天月翼

李連英の前任の大総監 失脚ののち盲人となり胡弓弾きとなり廃寺である富貴寺で暮らす

そのビジュアルの凄さはインパクトあり

メイクと服装と演技でここまでの老けっぷりはお見事

 

 

 

 黒牡丹(ヘイムータン) 眞ノ宮るい

かつて南府劇団に所属し京劇の名優として西太后の寵を得ていたが不治の病で紫禁城を去った

挑滑車のシーンで最後に息絶える

片目の眞ノ宮るいがカッコいい

 

 

周 麻子(ジョウマアツ) 真友月れあ

富貴寺で暮らす紫禁城を追われたかつての太監

料理の名人

 

 

金 八(チンパー) 稀羽りんと

富貴寺で暮らす紫禁城を追われたかつての太監

 

 

岡 圭之介 久城あす

日本最大の発行部数を誇る「万朝報」の記者で北京に長く赴任して

久城あすはなかなか要所要所でいい味を出している

 

 

トーマス·バートン 壮海はると

文秀たちの亡命に協力する

 

 

柴 五郎 酵親王  叶ゆうり

光緒帝の弱っちい父親役と日本公使館の駐在武官で文秀たちの亡命協力するなかなかのイケメン軍人の二役を演じる

 

 

鎮国公 載沢(ツァイヅォ) 咲城けい

光緒帝のはとこで西洋かぶれの満州貴族

光緒帝はこの自由な生き方が羨ましい

一幕の五場での各国の公使館が立ち並ぶエリア東交民港にある酒場の場面でミセス·チャンと会話をかわす

 

 

楊青均(セイキン)   華純沙那

原作では文秀の奥さんだとか

宝塚の舞台では文秀は花の独身

 

 

 

盧月鳳(ロゲツホウ)    霧乃あさと

紫禁城の楽屋でのワチャワチャシーンに登場

 

 

 

とりあえず台詞のある方は残しておこうと思ったのですが…

まだ取りこぼしが有るかもですが宝塚の皆様はホントにお綺麗

心が洗われます

この度の舞台は本当に心震える感動でした

私の魂に一生残る素晴らしい感動をありがとうございます

 

 

 

 

 


宝塚歌劇 『蒼穹の昴』を観劇して

2022-11-10 07:36:02 | 日記

2022年の10月 雪組公演『蒼穹の昴』

トップスター彩風咲奈と朝月希和

 

 

原作は望海風斗の壬生義士伝でも、お馴染みの浅田次郎

 

宝塚では明治維新を成し遂げた日本も関わっている久しぶりの中国物

 

中国物ということでなんだか少しテンションが下がっていたが何のその

 

私にとっての宝塚歌劇史上最高の舞台となった

 

私の記憶には儚い小学生の時の観劇初体験から

中学生になり鳳欄に出会ってからの無我夢中の宝塚人生

大人になってからのこのままでは結婚出来ない問題で宝塚を封じ込めた時期を除いた中で宝塚歌劇史上最高の舞台となった

 

 

 

一幕の終わりの咲ちゃんの歌声

昴を歌い上げる咲ちゃんの歌声

 

その歌声が劇場中を包み込んで私に向かって押し寄せて来る

 

 

震えるような感動が津波のように押し寄せ涙が溢れる

 

 

これはいったいなんなんだって

これはいったいどういうことって

 

 

今の自分に何が起きているのか

あまりの勢いで押し寄せる感動が何なのか

今の自分の状況が自分で把握し切れず困惑

 

 

 

こんな経験初めて

 

 

私の頭の中は大混乱

 

 

最後に咲ちゃんの歌声の後にはコーラスが更なる感動の余韻をそそる

どんどん感動が溢れ出す

震えるような感動が私を包み込む

 

 

 

こんな震える感動は生まれ初めて

 

 

 

しばらくはその感動で体が痺れて立ち上がる事が出来なかった

 

 

 

この感動はどこから来るのか

 

 

 

 

私は咲ちゃんが大好き

咲ちゃんが2番手の時からのファン

咲ちゃんの舞台でのスラッとした立ち姿は超絶カッコいい

宝塚で唯一無二の存在だと私は思っている

 

 

咲ちゃんが2番手の時のトップは望海さん

 

のぞさんは誰もが認める歌声の持ち主

だけど、そののぞさんの歌声にもこんな感動はなかった

 

 

『蒼穹の昴』の初めての観劇の時も

二度目の観劇の時も

そして三度目の観劇の時も

この震えるような感動が劇場中に溢れて

私に向かって押し寄せて来る

 

 

 

涙が溢れ出る

 

 

 

この感動はいったいどこから来るのか

この感動の正体はいったいなんなのか

 

 

 

劇場中を包み込むような咲ちゃんの美しい歌声

 

一幕の貧しさに抗い生きる様々な人々の忘却

それでも生き抜こうとする人々の魂

蒼穹の昴を目指して

 

 

それらが更なる感情を揺さぶるのか

魂を揺さぶる感動

心も体も震えるような感動

私のもとへ押し寄せる感動

 

 

でも、でも本当はそれ以上の感動なのに、それを表す言葉が見つからない

 

私のつたない語彙力ではこの気持ちを表現する日本語が悲しいかな見つからない

 

 

一幕の咲ちゃん演じる梁文秀やあーさが演じる春児や希和ちゃん演じるリンリンや専家の人々等、様々な人達の演技も私を感動の極みへと押し上げる

 

 

 

 

 

咲ちゃんが一幕の終わりに歌い上げた壮大な歌「昴よ」

 

脚本、演出を手掛けた原田先生による心うつ素晴らしい歌詞

作曲は玉麻尚一先生 

フィナーレの群舞での見事な程に美しいダンスの時にも使われている 

 

まさに名曲

 

 

スラッと美しい咲ちゃんがとっても似合う赤い中国服を着て歌い上げる

その美しさも圧巻

 

 

 

 

『蒼穹の昴』主題歌 「昴よ」

昴よ

なぜ姿を見せぬ

なぜ大地を照らさぬ

 

尊き命の炎は消え

天を彷徨うとき

その気高き志はどこへ

どこへ向かうのか

 

昴よ

おまえ光あればこそ

人は闇夜を恐れない

おまえの光あるかぎり

たどり着けると

 

ならば なぶる風の中

闇 つんざく魂となり

天の果て おまえのもとへ

 

この暗闇を超えて 俺は戦う

昴よ 見ていろ

命をかけて おまえにたどり着くと

 

 

 

 

魂を目覚めさせ揺り動かす歌声

 

 

心の奥に染み渡る

でも、この感動をこれ以上に表す言葉が見つからない

 

 

 

魂を目覚めさせ心を揺り動かす歌声

 

 

 

私にとって史上最高、感動の曲です

 

 

そして私にとって史上最高の感動の舞台でした

 

 

 

 

私の人生の中で、この舞台に出会えた事

宝塚に、そして咲ちゃんに出会えた事を天に感謝

 

 

 

 

この感動を与えてくれた雪組の美しい皆様

素晴らしい舞台をありがとうございます


宝塚歌劇 HiGH&LOW-THE PREQUEL-を観劇して

2022-10-29 19:59:58 | 日記

2022年秋 宙組の『HiGH&LOW  -THE PREQUEL---』を観劇

 

2015年に日本テレビ系列で連続ドラマとして放送

このドラマは人気を博し2020年までにシリーズ5作が放送された

また2016年より公開された映画シリーズは7本

この大人気のシリーズはドラマや映画にとどまらず音楽やコミックやゲームなどのあらゆるメディアを融合させたプロジェクト

そして満を持して宝塚歌劇として、このシリーズの前日譚として新たに構想

LDH JAPANと宝塚歌劇の夢のようなコラボレーションが実現

 

 

宝塚ならではの世界観

 

宝塚ならではの「HiGH&LOW」

 

美しい宝塚ならではの男たちの共演

 

守るべき女性との愛の物語

 

 

 

それを見事に脚本そして演出して下さった野口先生

 

 

かつてムゲンや伝説のチームが地区一帯を支配

その圧倒的な勢力により一帯は統率が取れていたが突然ムゲンは解散

それまでムゲンが治めていた地域は無法地帯へと変貌

 

しかし、それは新たな時代の幕開け

やがて自分たちの大切なモノを守る5つのチームが頭角を現し始める

 

その5つのチーム

その頭文字を取って、この一帯はSWORD地区と呼ばれる

 

 

宝塚の舞台では、その少し前のSWORD誕生前夜の、ある夏の終わりの物語

 

 

 

SWORDのSは山王連合会

真風涼帆が演じるのはリーダーのコブラ

無法な輩から街を守るため結成された

 

SWORDのWはWhite Rascals

芹香斗亜が演じるのはリーダーのロッキー

傷ついた女性たちを守る誘惑の白き悪魔

真っ白いスーツのキキちゃんのカッコ良さにクラクラ

 

SWORDのOは鬼邪高校

鷹翔千空が演じるのは番長の村山良樹

全国から札付きの荒くれ者が集まる漆黒の凶悪高校

 

SWORDのRはRUDE BOYS

桜木みなとが演じるのはリーダーのスモーキー

天涯孤独の者が集まる治外法権の街無名街の守護神

 

SWORDのDは達磨一家

瑠風輝が演じるのはリーダーの日向紀久

復讐の壊し屋の異名をとる武藤闘派集団

 

 

そしてヒロイン役の潤花がカナを演じる

 

 

LDHのHI--AXと宝塚歌劇団が1年をかけて作り上げた舞台

 

 

宝塚らしいコブラとカナの一時のラブストーリー

 

 

幼馴染みのカナ

久しぶりに出会った二人だったがカナには悲しい秘密があった

 

 

これまでのLDHが手掛けるシリーズの中心人物であるコブラの過去を新たに書き下ろした作品

 

これまで語られなかったラブストーリー

 

 

宝塚ならではのラブストーリー

宝塚だからこそのラブストーリー

 

 

そして「HiGH&LOW」では欠かせないアクションに代わる宝塚ならではの様々な表現

「SWORD」それぞれのチームのための楽曲とダンスはまるでジャニーズ

いえいえジャニーズ以上にカッコいい

 

「SWORD」の面々が一同に集まり踊るシーンはジャニーズのコンサート

いえいえ、どれもそれ以上のイケメンたちのカッコいいダンス

 

 

宝塚歌劇団とLDH JAPANとの超越した化学反応が面白い

 

映像とは違った宝塚の舞台ならではの見せ方そして感動

 

 

 

なんだか新しい宝塚の舞台を観れた気分

新しい宝塚の風を感じれた舞台でした

 

 

 

 

宙組の美しい皆様素晴らしい舞台をありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

 


宝塚歌劇 映画グレートギャッビー千秋楽 神戸魅惑の朝帰りツアー 

2022-09-29 06:13:26 | 日記

2022年8月22日宝塚歌劇団月組公演『グレートギャッビー』

美しい月城かなと&海乃美月のトップコンビ

 

 

宝塚の歴史の中では3度目の再演

ロバートレッドフォード主演の映画『華麗なるギャッビー』

若き日の私はそのカッコよさにときめいたものだ

 

そしてディカプリオ主演の映画『華麗なるギャッビー』

 

その『華麗なるギャッビー』の原作者F·スコット·フィッツジェラルドを月城かなとが雪組時代に演じた『ラストパーティー』

 

 

 

そして満を持して一番美しい、れい子さんが宝塚の舞台で『グレートギャッビー』を華麗に演じる

 

 

 

 

「グレートギャッビー』千秋楽

 

 

 

宝塚歌劇を映画館で観るのは生まれ初めて

 

 

宝塚での舞台は小学生の時から数え切れないほど観劇しているが映画は初めての経験

宝塚歌劇は生の舞台でなければと思っていた

 

 

ところが宝塚大劇場での公演がコロナで中止となり楽しみにしていた月組の『グレートギャッビー』を観ることが出来ないままだった

 

 

 

 

そこで酒好きの主人の為に神戸での朝帰りツアーを敢行

 

 

映画はミント神戸で13時から

 

自宅がある姫路を9時前に出発

 

11時前には神戸に到着

主人の目論見は早めの昼食を美味しいビールと共にいただく事

 

とにかく日本の夏は毎年どんどん暑くなっている

 

そして、その暑さに伴ってどんどんビールが美味しくなる

 

主人は私がヱビスビールの琥珀が一番好きなのを知っていて、その琥珀の生をいただける店をチョイスしてくれていた

 

そこは古くから在りそうな小さなヱビス専門のビヤホール

階段を上がって二階へ

 

 

ヱビスの何種類かの生のビールがお出迎え

 

私はもちろん琥珀の生

生まれて初めての琥珀の生

 

 

ビール一杯とビーブカツレツのセットがなんと1000円

私は早速それを頼んだ

 

 

 

もうもう、なんと琥珀の生の美味しい事か

もうもう、なんとヱビスの美味しい事か

 

 

ムカつく程に暑かったのでひときは喉に染みた

 

主人は色んなヱビスを一通り味わう

主人にとっては昼からお酒を飲むのが最高の幸せ

 

料理のアラカルトにはラムチョップとガーリックトースト

最後に海鮮焼きそばをシェアして食べた

どれもなかなかのお味

 

 

ほろ酔い気分でいざ神戸ミントの映画館へ

ビールを飲んだせいで寝てしまわないか心配だったが美しい、れい子さんのお顔に眠気はどこえやら

 

 

しっかりと楽しめた

 

音響はやはり生の舞台が一番

 

でも一人一人のセリフを上手くカメラが抜いてくれていてストーリーが実に捉えやすかった

 

舞台での生の臨場感は乏しかったけれどオペラグラスを使わず楽しめたのは良かった

 

 

生まれて初めての映画での宝塚歌劇

 

 

これはこれで素敵

 

 

琥珀の生を楽しんでから宝塚の千秋楽を映画で楽しむ

 

 

 

なんと贅沢な事

 

なんと贅沢な時間

 

 

 

宝塚の映画を楽しんだ後は取り敢えずホテルへ

南京町の一画にあるドーミーインホテル

このホテルは北海道旅行の時にもお世話になった

夜鳴きそばが楽しめる

その上アイスやドリンクが無料で楽しめちゃう

大浴場も温泉でモダン和風

 

なかなかのお宿だ

 

 

夜飲みに向けて早めの入浴

さっぱりとしていざ第2段へ

 

 

珍しい中華料理とベトナム料理が楽しめる鴻華園へ

店の造りはキレイとは言えないが料理は面白かった

これまでに食べた事のないような料理が次から次へと出てくる

それがまた、どれも美味しい

私たちは5000円のコース料理

間に知っている中華料理も出てくる

これまで食べた事のない料理で美味しい物に出会えるのは、なんとも幸せ

 

 

お腹いっぱい食べて飲んで満足な夜でした

 

 

 

 

翌日の朝は私が大好きな南京町の皇蘭の角煮まん

角煮が驚くほど柔らかく美味しい

 

その角煮まんと北京ダックまんを食べてから帰路の途へ

 

 

 

初めての宝塚歌劇千秋楽を映画で楽しむ神戸魅惑の朝帰りツアー

 

 

大満足の旅でした

 

これから老後の楽しみの1つになりそうな予感

 

てか絶対これから、ずっと主人と二人元気でいれる間また来る絶対また来るね

 

 

 

 

美しい月組の皆様

素晴らしい公演をありがとうございました

映画でも充分、楽しめました