『うたかたの恋』は言わずもがな宝塚歌劇を代表する悲恋物
宝塚歌劇の愛と品格と華やかさに溢れる作品
初演は1983年雪組・麻美れい・遥くらら
その10年後1993年星組・紫苑ゆう・白城あやか
その後全国ツアー
1999年月組・真琴つばさ・檀れい
2000年宙組・和央ようか・花總まり
2006年花組・春野寿美礼・桜乃彩音
2013年宙組・凰稀かなめ・実咲凛音
2018年星組・紅ゆずる・綺咲愛里
これだけ再演を重ねた名作
そして初演から40年 再演から30年
それを記念して改めて大劇場で上演
花組トップスター柚香光と星風まどか
脇を固めるのは美しい水美舞斗や永久輝せあや聖乃あすか
潤色・演出 小柳奈穂子
この崇高な物語
愛と言う名で終わらす事の出来ない物語
愛するが故に政治的なあらゆる物から逃れ
純粋に生きて死にたいと願ったルドルフとマリー
純粋であればある程
死へと向かって行く2人
原作はフランス人クロード・アネ
重苦しい時代
第一次世界大戦前夜
皇帝の息子であるが故あえて世の中に背を向けた
ルドルフとマリーの切ない心情
この2人の余りにも切なく悲しい物語に涙が止まらない
余りにも華やかな世界の中
一雫の愛と悲しみ
それを見事なまでに演じた花組
その品格と気高さは唯一無二のもの
花組の美しい皆様
素晴らしい舞台をありがとうございます