くうあり

自分なりの気付きを綴るブログ  

幼稚園の運動会、生活発表会は親のための行事ではない

2013-10-12 23:11:48 | 子育て
今日は





これを呑んだため、なぞるようなことしか書けないだろうな(笑)
清酒、しかん。


今日は子どもたちの運動会でした。
今回は運動会にしぼって書きますね。「運動会は親のための行事ではない」というのは、もちろん親が子どもの頑張ったり成長したりする姿を見るのは嬉しいものなのですが、それが一番の目的ではない、ということなのです。

この時期のねらいを、園だよりから拝借すると

年少さんは  戸外で体を動かして遊ぶことを楽しむ。
年中さんは  先生や友達と一緒に体を動かす心地よさや楽しさを味わう。
年長さんは ・友達と一緒に体を十分に動かし、進んで運動する心地よさを味わう。
      ・友達と考えやイメージを出し合ったり、受け入れ合ったりして遊びを進める喜びを味わう。  

とあります。そういうことを子どもたちに経験させたい、と先生たちが意図をもって取り組んでいる、ということが個人的に好きなんです。(正しさの話にならないようにしたいです。)


園長先生の最初のお言葉

「園長先生は、みんなの一番の応援団だから、100人分応援するよ」

そのゆっくり語りかける温かい声にうるっときてしまいました。


そして運動会の終わりのお言葉

一語一句は思い出せないですが、今日がスタートなんだというお言葉。
今日の日が特別なように見えて特別ではなく、成長の一過程であるということをお話されていました。

園の行事が、子どもに無理をさせて親に見せて親が喜ぶためのものになっているとしたら、それは本当の意味での幼児教育とは言えないと思うのです。

今年は公園での運動会開催だったため、園児見守り隊として時々運動会の練習の様子を見る機会があったのですが、その時隣のグラウンドから聞こえてきた、大きなマイクの声。
小学生の運動会の練習だと思ったら、幼稚園でした。

「ちゃんと走って」「よそ見しないで」というような厳しい声。
「ハイ!」という園児の大きな声。
ガンガン鳴っている今どきの歌。

教え込んでいる感じで先生も子どもも大変そうだなぁという印象。

運動会で親に見てもらう、その出来栄えで先生も子どもも評価されてしまうため、運動会にゴールがある世界を感じました。




一方娘の幼稚園の年長さんは、じっくりじっくり踊りやリレーに取り組んできました。

好きな遊びをする時間に、やりたい子だけ先生と一緒に取り組むところから始めていました。
それを見ていた保護者が、あら、やりたい子だけで大丈夫かしら?と言っていたくらい。



自分たちでかっこいいふりつけを考えて、話し合って、みんなで相談しながらどうしたらかっこよく見えるか考えながら毎日築きあげてきたそうです。そういう形になるように、先生が絶妙のサポートをしてくださっているのだと思います。先生のお話によると最後の方には、先生は一緒に踊ったり合図しなくて大丈夫だよ、と子ども達から声が上がっていたようでした。



丁寧に丁寧に日々を積み重ねて、子どもたちが踊りを自分のものにしていました。


やらされている意識の子はいなく、みんなで心を合わせて、自信をもって取り組んでいた姿に感動しました。




我が子含め、子ども達がとても満たされているようでした。




リレーでは娘は1番走者を任されました。
子どもたちの話し合いの中で決まったようですが、先生が娘が一番を走りたいと言ったことを意図をもって汲み取ってその方向に持って行ってくださっていたようです。

1学期の個人懇談会で先生はこんなふうにおっしゃいました。


遊びの中でもうあと一歩ガッツをもって自分の思いを出せるようになると、彼女らしさが輝いてくるのではないでしょうか。それが、運動会を通して自信をもって自分を表現して遊びに取り組む姿につながっていってくれたらと思っています、と。


だから、娘の一番がやりたい、という声を拾って、自信を力につなげてほしいという意図をもって、温かい思いを込めて形にしてくださったのだと受けとりました。



9月に誕生日を迎え、大きくなることに焦りや緊張を感じたのか、赤ちゃん返りして9月後半はずる休みなどで失速していたのですが、10月になったら幼稚園に行くと自分で決めて運動会に取り組んできた娘。

たくましい走りと踊りができたこと、それを親や祖母に感動しながら見てもらえたことがすごくうれしかったようでした。

これからたくましく生きていく力につながっていってくれたらと思います。

ついつい焦って形にしたくて、してあげたくて、隣の幼稚園みたいに叱咤激励したり、逆に何も言わなかったりしちゃう毎日ですが、幼児期の基礎基本は安定感であり、成功体験なのでした。トラブル、悲しみ、ストレス、のようなものはスパイスではないかと。成功体験が、今後の人生でいろいろなことを乗り越えていく力になると。
成功体験、という言葉がまた形だけみたいな感じに聞こえちゃうから、日本語難しいなぁ。
感動体験、なのかな。それができるような、サポートをして、自分の力で何かを成し遂げた気持ちを貯金していくことなのかな。それと、友達と力を合わせたり心を合わせたりした温かい気持ちの貯金。自分やひとや周りの世界を信じる気持ち。
説明が多くて回りくどいか(^_^;)

そういうわけで、運動会は親のための行事ではないということを書いておきたかったのですが、年長の親子競技は
仮装大会。子どもがビニール袋に入れた衣装を選んできて親が着替えてゴール。私は土方の衣装が当たってヘルメットかぶって、例のズボンをはいて大喜びでちゃっかり親子で写真を撮ったとさ(笑)親も楽しめる、最高の運動会でした。親が喜ぶことも子どもの感動につながるように先生が意図してるとしたら、スゴイ(笑)


ふぅ~ 酔っ払いなのに(だから?)思ったより長くなりました。行ったり戻ったりしながら書いて酔いも覚めるわぁ。
読んでくださった方、ありがとうございました。

続編。発表会について書いてます。




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