子どもの心の声を聞いて支えるんだ!と臨んだ昨日の保育。
年長Eが行き渋りで車から出てこない。行きたくない、服を着たくない、靴が嫌だ、寒い、ばーばの家に行きたかった!などいろいろな理由を並べる。そうかそうかと聞いていたが一向に状況は変わらない。
「Eくんがいないと道がわからないし困る!もりぐみさん(年長)もEを待ってたよ!」
と少し強めに話してみる。もちろん愛情込めて、引いてだめなら押してみた。相手にテンションを合わせようと思った。
「もりぐみさんは待ってないし、ぼくはもりぐみさんなんか嫌だ」
何が嫌だった?
「Kが遅れて来た時に、遅いってぼくが言ったらKがパンチした。こわかった。Yくんも怒って怖い顔してた。Sも怒ってた時ある、Uちゃんも。もりぐみは優しくない。Kも大嫌い!」
胸に貯めて消化できなかった思いがたくさん出てきた。時間が経つとふわーんとニコニコして遊んでいるので解決したかに見えて、言えないだけで心にはたくさんモヤモヤが残っていたのだ。
ここに、子どもに全て解決させる、なりゆきに任せる「見守る」保育の落とし穴があるように思った。
私が感じていた森のようちえん的な見守り保育(前の記事で書いた大人の介入を極力避けるような保育)でなくて、幼児教育、子どもに本当の意味で沿う保育をするんだ!と決めたのは最近のことなので、Eくんが気持ちを吐き出す場所を作ってこれなかったこと、辛さに私が気付いてなかったことを反省する。
(追記)
見守ることで子どもが色々な感情を経験できるかもしれないが、その後に振り返ったりフォローしたりケアしたりすることがとても大切だと感じた。
表面上ニコニコしていても心が笑ってないのではないか、その心の声にまで耳を傾けないと見落としてしまいそうだ。
(追記終わり)
「そーんなに悲しいことがいっぱいたまってたんだ。そりゃ行きたくなくなるよ。知らなくてごめんね。辛かったね。」とヨシヨシ。
「今日休んだら悲しい気持ちがもっと大きくなって消えないから、一緒に言いにいこう」
「絶対に嫌。言いたくない。言えない。」
どうして?
「言い返したらもっと怒るから言いたくないよ!」
なるほどね〜
それから、「Eくんはもりぐみだからできる。言える。」と励ました時、「こんなに怒りンボなのに、ぼくはもりぐみじゃないよー」
と泣いた。Eくんの痛いほどの気持ちが伝わってくる。
もりぐみさん3人が迎えに来てくれて、みんなが優しくなくて行きたくないんだって。と私から話してみた。Eも「みんなが優しくないから怖いからいやなんだよー!」と言えた!
Yくん、思い当たる節があるのか場を離れる。Sちゃんもちょっと下向いてた。U「私はこわくないでしょ?」こわいと思ってことがあるなんて言えないようだった。
そしてなかなか状況が変わらないので3人はEくんから少し離れておしゃべりしてたところに、
「Eくん大好きだから一緒にいこって伝えてみたら」と背中を押してみる。Sちゃん、恥ずかしかったのかもじもじ。でも帰りの車では「大好きって言えばいいんだよ」とお母さんに話していたそう(^^)
みんなの応援の後も車から降りられないので、もう今日はダメかと諦めかけたけど、お母さんが「Eくん行こう」と後押ししてくれた。私が抱き上げたら抱かれてくれた。
Kくんを呼び止めて、はなしたいことがあるって、と話せるようにした。「話したいことなんかないよ」とEが言うので私が代弁。
遅いって言ったこと、パンチしたこと覚えてる?Eくんはまだそのこと悲しいんだって。
K「ふぅーん。」
そうだよね、だいぶ前だもんね(^^;;
「Kくんは怒ってる?」「え?もう全然怒ってないよ」
Eくんに「怒ってないって〜(^^)よかったねぇ」と話して確認する。その時は無表情だったけど、その後の行動で気持ちが分かった。
Eはうろうろしながら様子を伺っていたけど、昨日一番一緒に遊んだのはKだった。
長なわとびにも挑戦。にこにこ並んでいたのに直前で逃げたから、みんながいなくなってから誘った。やりたくない、とEは言うけど、やりたいのは分かってる。誰も見てないから大丈夫。「見てるよー」見てない!(^^)「できないよー」できる!(^^)と言いながら縄跳びのところに誘った。
3回飛べたことは嬉しかったようだ。
お家でも、「3回も飛べた!」と喜び、「大人がゆっくり回してくれた」と謙遜もしていたそう。
弁当の時、「準備はいいですか」の声を何度もはりきっていたのに、少し離れたところでシートに座ってたチームの準備できるのを待ってたら、そっちのチームのもりぐみさんに先に「準備はいいですか」の言葉を言われてしょんぼりしていた。もっとEが言えるようにフォローすればよかった。
こういうことの積み重ねで自信をなくしているかもと反省した。
----
この記録をお母さんとスタッフの共有メールに流したところ、私も子どもたちの心の声を聞いて支えたい!と何人かが言ってくれました。
そして、Eくんが自分の言葉で語れたことを喜んだり、成長をあたたかく見守る雰囲気がお母さんたちの中にありとても嬉しかったです。
昨日の意を決して書いたブログにおいても、初めましての何人かの方から、よく書いてくれましたとご連絡頂いて、とても心強く思いました。
臆せず発信して、深めていきたいものです。
年長Eが行き渋りで車から出てこない。行きたくない、服を着たくない、靴が嫌だ、寒い、ばーばの家に行きたかった!などいろいろな理由を並べる。そうかそうかと聞いていたが一向に状況は変わらない。
「Eくんがいないと道がわからないし困る!もりぐみさん(年長)もEを待ってたよ!」
と少し強めに話してみる。もちろん愛情込めて、引いてだめなら押してみた。相手にテンションを合わせようと思った。
「もりぐみさんは待ってないし、ぼくはもりぐみさんなんか嫌だ」
何が嫌だった?
「Kが遅れて来た時に、遅いってぼくが言ったらKがパンチした。こわかった。Yくんも怒って怖い顔してた。Sも怒ってた時ある、Uちゃんも。もりぐみは優しくない。Kも大嫌い!」
胸に貯めて消化できなかった思いがたくさん出てきた。時間が経つとふわーんとニコニコして遊んでいるので解決したかに見えて、言えないだけで心にはたくさんモヤモヤが残っていたのだ。
ここに、子どもに全て解決させる、なりゆきに任せる「見守る」保育の落とし穴があるように思った。
私が感じていた森のようちえん的な見守り保育(前の記事で書いた大人の介入を極力避けるような保育)でなくて、幼児教育、子どもに本当の意味で沿う保育をするんだ!と決めたのは最近のことなので、Eくんが気持ちを吐き出す場所を作ってこれなかったこと、辛さに私が気付いてなかったことを反省する。
(追記)
見守ることで子どもが色々な感情を経験できるかもしれないが、その後に振り返ったりフォローしたりケアしたりすることがとても大切だと感じた。
表面上ニコニコしていても心が笑ってないのではないか、その心の声にまで耳を傾けないと見落としてしまいそうだ。
(追記終わり)
「そーんなに悲しいことがいっぱいたまってたんだ。そりゃ行きたくなくなるよ。知らなくてごめんね。辛かったね。」とヨシヨシ。
「今日休んだら悲しい気持ちがもっと大きくなって消えないから、一緒に言いにいこう」
「絶対に嫌。言いたくない。言えない。」
どうして?
「言い返したらもっと怒るから言いたくないよ!」
なるほどね〜
それから、「Eくんはもりぐみだからできる。言える。」と励ました時、「こんなに怒りンボなのに、ぼくはもりぐみじゃないよー」
と泣いた。Eくんの痛いほどの気持ちが伝わってくる。
もりぐみさん3人が迎えに来てくれて、みんなが優しくなくて行きたくないんだって。と私から話してみた。Eも「みんなが優しくないから怖いからいやなんだよー!」と言えた!
Yくん、思い当たる節があるのか場を離れる。Sちゃんもちょっと下向いてた。U「私はこわくないでしょ?」こわいと思ってことがあるなんて言えないようだった。
そしてなかなか状況が変わらないので3人はEくんから少し離れておしゃべりしてたところに、
「Eくん大好きだから一緒にいこって伝えてみたら」と背中を押してみる。Sちゃん、恥ずかしかったのかもじもじ。でも帰りの車では「大好きって言えばいいんだよ」とお母さんに話していたそう(^^)
みんなの応援の後も車から降りられないので、もう今日はダメかと諦めかけたけど、お母さんが「Eくん行こう」と後押ししてくれた。私が抱き上げたら抱かれてくれた。
Kくんを呼び止めて、はなしたいことがあるって、と話せるようにした。「話したいことなんかないよ」とEが言うので私が代弁。
遅いって言ったこと、パンチしたこと覚えてる?Eくんはまだそのこと悲しいんだって。
K「ふぅーん。」
そうだよね、だいぶ前だもんね(^^;;
「Kくんは怒ってる?」「え?もう全然怒ってないよ」
Eくんに「怒ってないって〜(^^)よかったねぇ」と話して確認する。その時は無表情だったけど、その後の行動で気持ちが分かった。
Eはうろうろしながら様子を伺っていたけど、昨日一番一緒に遊んだのはKだった。
長なわとびにも挑戦。にこにこ並んでいたのに直前で逃げたから、みんながいなくなってから誘った。やりたくない、とEは言うけど、やりたいのは分かってる。誰も見てないから大丈夫。「見てるよー」見てない!(^^)「できないよー」できる!(^^)と言いながら縄跳びのところに誘った。
3回飛べたことは嬉しかったようだ。
お家でも、「3回も飛べた!」と喜び、「大人がゆっくり回してくれた」と謙遜もしていたそう。
弁当の時、「準備はいいですか」の声を何度もはりきっていたのに、少し離れたところでシートに座ってたチームの準備できるのを待ってたら、そっちのチームのもりぐみさんに先に「準備はいいですか」の言葉を言われてしょんぼりしていた。もっとEが言えるようにフォローすればよかった。
こういうことの積み重ねで自信をなくしているかもと反省した。
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この記録をお母さんとスタッフの共有メールに流したところ、私も子どもたちの心の声を聞いて支えたい!と何人かが言ってくれました。
そして、Eくんが自分の言葉で語れたことを喜んだり、成長をあたたかく見守る雰囲気がお母さんたちの中にありとても嬉しかったです。
昨日の意を決して書いたブログにおいても、初めましての何人かの方から、よく書いてくれましたとご連絡頂いて、とても心強く思いました。
臆せず発信して、深めていきたいものです。
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