久しぶりに開いた本シリーズ。
夫が就職試験で「読みましたか?」とよく聞かれたそうだ。
ネズミ2匹と小人2人がチーズを探す物語。
ネズミは深く考えずにどんどん動くので、変化にすぐ対応し、チーズの山が無くなっても、感情を入れずにささっと次のチーズを探しに行く。それに対して、小人は、チーズの山を眺めてこれで一生安泰だ、などと浸っていて、だんだんとチーズが変化していることに気がつかず、チーズが無くなったことを受け入れられない。その場に穴を掘ったり悲しみに暮れたりして、気持ちを立て直すのに時間がかかり、次のチーズを見つけるというチャンスをなかなかつかみに行けず逃してしまう。小人の中でも、全然考えを変えずに落ち込んでるだけの人と、だんだんと気持ちを奮い立たせてまた動き出すという2種類の人がいた。
私は小人のうちのどちらかをやることが多いと感じた。深い感情を入れずに、迷路に迷ったとしてもどんどんと動き、試してみるねずみのような行動力が自分に必要だと感じた。
滑稽な小人の姿を客観視させてもらえたことはありがたかった。
実生活は少々疲れ気味で、レジ打ちの兄さんがお釣りを返すのに私の手を包むように返してくれた、と嬉しくてじーんとするレベル。
夫に、私が勉強を始める時は心配だというふうに言われて、優しくされると涙が止まらなくなる。
感傷的で滑稽だ。
そんな自分も割と好きだけど、振り返ってみると、フットワーク軽く動いている時がやはり元気がある。
人の目を気にせず、もっと自分の感覚を大切にしたい。
最近気に入っているのは、晩御飯にリビングの電気を切ってダイニングの電球の明かりだけにして、大きめのボリュームでジャズとか洋楽をかけること。
レストランみたい!と子どもが喜ぶ。
私はキャンプみたい!と感じて喜んでいる。
ちょっとした工夫をして勝手に楽しんでいる時の気分が最高だ。
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