月下の道標

光と闇が映し出す心象的夜の風景と日常的自然風景

24.08.4ride2

2024-08-26 | Road Bike


塩田橋(鹽田橋)から杭瀬川を望む


ひまわり畑を見たあとは竹鼻街道を通り郭町へ向かいます。
竹鼻街道は大垣名古屋間を繋ぐ美濃路の脇街道(脇往還)とあって多くの店が立ち並んでいたようですが今は住宅地へと変容しています。
街道の詳細は文献を調べていないので割愛します。







岡部京染問屋







緩やかな曲線の道路が古道の名残りを見せてくれます。




真宗大谷派「等覚坊」






建物ぎりぎりに建立している「豊川御分身」
どうしてこうなったのだろう










以前は商売を営んでいたであろう建物が残っています。
建物の中を見てみたい。




等覚坊を過ぎると美濃路にあたり、大垣駅前の郭町に入ります。
「右京道 左江戸道」





郭町の飲食店は一見古いのですが隠れた名店が軒を連ねています。










せっかくなので大垣城の堀跡を巡ります。(違っているかもしれません)

















郭町はその名のとおり大垣城の堀に囲まれた内部にあり、今でも堀の跡を見ることができます。
堀をなすのは水門川。
外堀や排水路として役目を果たしていました。





郭町東にある小橋門跡 
案内板がないとわかりません。






清水町、その名の通り大垣城下にあった3つの清水が湧き出る場所のうちの一つ。
江戸時代には石で蓋がしてあったそうです。
いずれも城内で使用され錠をかけ厳重に管理されていました。




以前この場所には立体駐車場がありましたが
取り壊され市民の憩いの場になっていました。
川本式手押しポンプで水が汲めるようですが現在水質検査中でした。









工事中で付近の写真が撮れなかったのですが大垣城東総門跡(名古屋口御門跡)
美濃路東方(名古屋方面)に位置することから名古屋口門とも呼ばれていました。
このあたりに総堀があり見張りのための櫓と橋が設置されていたそうです。





清水町の仏壇店で見た「お前も死ぬぞ」強烈なインパクト。
熱中症にやられていたので納得しましたが・・・




水門川は大垣市笠縫町地内の湧水を水源とし、南流して揖斐川に合流します。




岐阜町道標「右きそ路 左京みち 北たにくみ道」








虎図で高名な大橋翠石誕生の地














城下では祭りの準備をしていました。
暑くて倒れそうだったのでしばし水分補給。
体を冷やしました。



大垣城「七口之門」のひとつ「竹橋口門」跡付近
市内には七つの門跡が残っているようなので涼しくなったら巡ってみようと思います。









美濃路から伊勢への道標(複製)
「くわなへ十り 南いせ ざいがうみち」







水門川は大垣城の堀や排水路として使われていましたが
同時に大垣伊勢桑名間を結ぶ運河としての役割を果たし
船町周辺はその名のとおり水運が盛んでした。
昭和30年頃まで蒸気船が運行していたそうです。





船町「一ッ目橋」






船町4丁目「ふたつめはし」






船町5丁目「みつめはし」






船町6丁目「よつめはし」






船町7丁目「いつめはし」


車道になっている道はかつて久瀬川が流れていました。


*1大垣城郭図(元禄5年-8年/ 1692-1695年)



*2大垣市略図(昭和4年/ 1929年)




*3大垣市大日本職業別明細図(昭和16年/ 1941年)


戦後復興と高度経済成長期の昭和31年に埋め立てられたそうです。


*1.2.3 大垣市史資料編現代平成23年発行大垣市 引用















杭瀬川塩田橋常夜燈
平成30年の台風により燈篭部分が損壊。現在修復方法検討中です。
かつてこの場所は塩田港があり赤坂桑名間の船の航行が盛んに行われていました。
当時は船頭や旅人で賑わっていたようで
昭和30年代では屋形船ですき焼きが振る舞われたそうです。




おまけ





水繋がりでマンホール 笑

色々な模様があるんですね。



この日は走行距離15kmほどでしたが、
距離が短いと調子にのって走っていたら暑さで気を失いかけました。
暑さは自転車にも負担をかけタイヤがパンクしてしまいました。
スローバンクだったので家まで帰ることができましたが、
猛暑の時期は地面も熱いので接地するタイヤの空気圧も気にかけないといけません。
やはり朝夕の走行に限ります。

































































24.08.24ride

2024-08-25 | Road Bike





もともと低血圧な体質なのですが
今朝は起きられず1時間遅めに出発。
曇りだったのが幸いしました。

南濃町ルートを復習したいと今日もチャリチャリしてきました。




養老山地に垂れこめる重い雲。
雨雲なのは間違いないのですが、
雨雲レーダーでは止みそうだったので、そのまま南進することに決めました。



稲刈りが始まりました。
稲刈りのあとは青々とした良い匂いがします。
車では嗅ぐことができない自然の香りを楽しみながら走ります。
先日行ったスーパーでは米がありませんでした。
米不足、切に解消してほしい。






用水路にかかる水門。
昭和20~30年代のものだろうか。




駒野橋




津屋川




駒野まで雨に降られることなく走れましたが、ちょうど駒野橋を境に西側で雨が降っていました。まさに局地的。
先日の緑美しい津屋川とは一転していました。
9分後に雨が止む予報だったので、駒野橋東側にある公民館で雨宿りをさせてもらいました。





雨が止んだところで旧街道を通り養老方面へ向かいます。



立派な水屋です。
街道沿いは古くは商店街だったと思うのですが
今は住宅街となっています。




写真の建物の表側は原型を保っていますが屋根が朽ち落ちて廃墟となっています。
屋根は一続きですが赤いポストを境に基礎のつくりが左右違っているので
建て増ししているように見えます。





旧街道、やはりカーブが美しい。





クリーニング店、旧街道にはこうした着物の染抜きの店がたくさんあります。
おそらく廃墟になったのは最近で、玄関側の植栽はまだ型を保っています。
しかし、よく見ると建物の中が植栽した植物に埋め尽くされています。
家じまいするときは植物の始末をしておこう・・・






駒野津屋間に在る灯明。
伊勢参りが盛んだった西濃地方の各街道の至るところに残されています。





火の見櫓
よく見ると鐘がふたつあります。
この場所に来る前に別の火の見櫓が老朽化で撤去されるという看板を見ました。
長いあいだ町の安全を守ってきた火の見櫓がなくなるのは
町民にとってはさみしいことかもしれません。







養老町まで戻ってきました。
赤い玉垣が美しいひときわ目を引く神社です。
先日、この神社が養老一揆の集合場になったという文献を見たので立ち寄りました。
いつもこの八幡神社の横を通過して養老SAに行くのですが
神社側道は古くは養老街道として大垣の潮田橋まで続いていました。
高札場や神社北側には人力車の宿もあったようで
かつては村の中心的場所だったようです。(高札場は駐車車両があったため撮れませんでした。)






境内には絵馬や刀剣などの文化財があるようですが見ることはできませんでした。
大杉の切株、文献を見ると以前は道路端に展示されていたようですが
今は少し残念な展示になっていました。
色々残念が重なってしまいました。






五日市川側に在る灯明
牧田川や金草川の改修で街道は消滅し様変わりしているので
遺構を見つけるのは難しいです。





中町通り



昔ながらの商店街。店舗は奥行が長いです。





杭瀬川




北上すると養老街道起点、潮田橋があります。(少し前に撮ったものですが)
残念ながら常夜灯は崩壊しており調査修理中です。



垂井町ライドと比べ同じ40kmの距離でも南濃町の方はほとんどが平坦な道なので息があがることがありません。
これでは鍛え足りないので涼しくなったら垂井町ルートを組み合わせようと思います。




















































24.08.18ride

2024-08-18 | Road Bike


お盆ウィークも今日で終わりです。
いつものように朝活です。
夜が明けるのが少し遅くなっています。
相変わらずの暑さですが季節の変化を感じます。




今日も南濃町方面へ自転車を走らせました。
津屋川沿いを走り南濃町駒野へ、折り返し旧道で大垣まで帰宅しました。






源氏橋





津屋川は養老付近では小さな橋(源氏橋)がかかる小川ですが
いくつかの河川と合流しながら10kmほど南流すると揖斐川と並ぶ大河になります。











津屋川堤防は彼岸花の群生で有名ですが、
揖斐川合流付近の草が覆い茂った風景も素朴で好きです。
堤防沿いや旧道には灯明や石道標が残っていたりして、
伊勢への参宮路として、また水運で栄えたかつての河湊の様子が浮かびます。









一晩中夜道を照らしていたんだろうなあ。






津屋川の景色を眺めて走ります。

















一眼レフで撮りたいなあ・・・落車を思うと携行できないけど。





揖斐川合流付近
右側が揖斐川、左が津屋川(川ちょこっとしか写ってへんけど)










駒野橋












旧十三ケ村排水機場






お腹が空いたのでいつものSPAM。今日はテリヤキマヨネーズ












帰りは清々しい田園風景に暑さを忘れました。今日は50km走行できました。


















24.08.15ride

2024-08-15 | Road Bike


五三川を南下し南濃町方面へ、先日開拓したルートの確認をしてきました。
垂井町や関ヶ原と違い車の通りが少ないので複数のルートを選んで走れそうです。




細池は今日も釣り人で賑わっています。










直前まで雨が降っていたようでした。
パンよりお米が好きな私には収穫が待ち遠しい。
何事も無く収穫できますように。









南濃町駒野まで走りましたが暑さのためここで帰路につきました。







24.08.11.14ride

2024-08-15 | Road Bike


新しいルートを開拓したいと思い、養老〜南濃町を走ってきました。




ルートは五三川を南下し美濃津屋で折り返して養老町の旧道を通過します。





五三川は養老町北部から下笠へ、細池から南下して津屋川と揖斐川に合流しています。
思っていたより細い川でした。
五三川は自然にできた河道を利用して造られた悪水排水用の人工川です。
写真右側が五三川になりますが、左側は用水路でしょうか。
古くは農地に使った水や生活排水などを川へ流す排水路ということで下笠輪中落江(五三落江)と呼ばれていました。
五三の由来は現在の養老町東部に位置する笠郷地区の5村(栗笠・船附・上之郷・下笠・大野)
養老町南部に位置する池部地区の3村(大場・根古地・瑞穂)からつけられました。




人工川といってもこのようになっているところもあります。





この辺りの水田はかつては堀田で水害対策がされていたようです。




畦が美しい。












五三川を南下すると細池があります。
人気の釣り場のようで早朝から多くの人が訪れていました。
地図を見ると五三川周辺にはたくさんの落堀があります。
細池も牧田川や揖斐川の氾濫と激流によってできたものでしょうか。






道路より高い位置を流れています。
海抜0メートル地帯。
昭和34年8月の集中豪雨と9月の伊勢湾台風による風水害でこのあたりは甚大な被害に遭っています。
町の文献で被害状況を見ると
牧田川・金草川・揖斐川の堤防決壊、津屋川の氾濫で養老町一帯が水没しています。








養老ニュータウンを通過し平池へ





養老山地と旧十三ケ村排水路を眺めます。





旧十三ケ村排水路沿いを南下します。





養老町は豊かな穀倉地帯なんだと今さらながら思いました。近くに住んでいるんですけどね。もうすぐ収穫です。
















落堀











養老IC〜北勢IC間 2026年(令和8年)完成予定





暑くなってきたので南濃町津屋で折り返し帰路につきました。(サイクルトレインじゃなくて自走で 笑)







































24.08.10ride

2024-08-11 | Road Bike






今日もライドは夏シフト。夜明け前に出発し、養老から垂井へチャリチャリ。
8時すぎには30度を超えましたが、真夏の週末ライドを続けてきたおかげて暑さに慣れてきました。
とはいえ油断は禁物。本日も40kmほど走って帰宅しました。





スローパンクをしていたので、チューブやタイヤを調べてみたのですが空気が漏れているようには見えなくて
原因が分からなかったのでショップに持ち込んだところ、バルブかリムテープの劣化という事でした。
リムテープはパンク修理の際ズレを確認していましたが、パンクするほどの影響があるとは思いませんでした。
タイヤもだいぶんすり減っていたので念のため交換しました。

タイヤは23Cを装着していたのですが店頭に在庫がなく、
最近の主流は25Cで走りやすさや安全性を考慮した店長の勧めもあり25Cを装着してみました。
23Cの常にバランスをとりながら走行するような不安定さが少し改善しました。
ロングライドでは楽に走れそうです。
でも登り坂ではペダルが重くいつもより一段軽いギアを選択することに・・・

23Cのシュッとした見た目が好みなんですけど
年配者は細身傾向・・・。

今は前輪が23C、後輪が25Cになっています。

ついでにチェーン交換もしてもらいました。
ギアがしっくり噛み合わなく異音もしていたのですが改善しました。



走行中虫があたることはしばしばありますが
今日は大物が 笑 結構痛かった。
まあ蝉が無事でよかった。
















24.08.04ride

2024-08-05 | Road Bike


猛暑でダウン。
今日は軽めに市内をポタリング。
東へペダルをこいでいきます。





大垣の大動脈258号線を通過して





「大垣ひまわり畑」に到着。













暑くて暑くて・・・このあと竹鼻街道を通り大垣駅前方面へとチャリチャリ。











24.08.03ride

2024-08-04 | Road Bike


昨日の暑さが残る朝でした。
玄関を出た瞬間にこの日のライドの距離が早くも決定。









朝倉運動公園までなんとか走り



新しいビンディングシューズ、1サイズ小さくしましたがちょうど良い感じです。




あさがお





この時期目薬も必携です。


なんとか40km走りました。