SIGMA DP2
上高地バスターミナルを降りて
明神池のほうへ1時間ほど歩くと
明治に建てられた小さな小屋にたどり着きます
猟師だった上條嘉門次が
宣教師であり登山家でもあったウォルターウェストンはじめ
多くの外国人を槍ヶ岳や穂高登頂など北アルプスの
ガイドをつとめたことは有名ですが
この小屋には嘉門次やウェストンの過ごしてきた時間や交流をしのばせるものが
残されています
友情の証に贈ったとされるピッケルも長い時間囲炉裏端で燻されて
特別な手入れもされることもなく飾ってあります
(写真はうまく撮れなく また機会があれば^^)
いつもこの地にきては
嘉門次小屋の囲炉裏端で岩魚とお酒をいただきながら
ゆっくりとした時間を過ごすのが
主人との楽しみになっています
本当に落ち着く場所は
会話なんていらないのかもしれないと
この場所にきていつも思います
この日はジャパニーズ・アルプス
日本アルプスを世界に伝えたウエストンの功績を称え
遭難者の慰霊や登山の安全を祈願した
ウェストン祭が開催されていました
このウェストン祭が始まると
本格的な夏山シーズンの到来となります
私はあちこちの山に行くほど
本格的な登山をしているわけではありませんが
ウェストンのように
ひとつの地に魅せられて度々訪れることができるような
そんな山が見つかればいいなって思います
自然に身をおき
穏かな気持ちに戻れる場所
私にとっての登山とはそんなものなのかなと思います