
秋の果物が店先で所狭しと並んでいます。私はあるものをまず探します。それは「無花果」です。
娘曰く“あんなジャリジャリするものが何処が美味しいの?”という言葉が返ってきます。好きな者にとってはそれが美味しくって美容に良くって甘くって・・・たまりません!
昔我が家にもネコの額ほどの庭には無花果の木があって毎年小さい実ですが味は甘味があって沢山なり、ジャムにするほどの実が付いていました。それがいつの間にか木に穴が開き触角の長い「カミキリムシ」が住み着きとうとう枯れてしまいました。
パックに5個入って¥398安くて¥298が最盛期の値段です。一番に見るのは愛知県のもので後半になると埼玉産が出てきます。我が故郷京都の近鉄沿線の田辺あたりにも時期になると大きな実をつけている光景が思い出されます。その時の産地の人の話だと無花果の実に蜂蜜を注入するようなことを聞いたことがありました。だからあまいのか・・・?その時期にはクール便が無くて里帰りした土産に送りたかったのですが暑い時期なので送れないと言われました。
両親がいなくなった故郷には足が向かずに居り遠く故郷の無花果畑を思い出しながら今日も冷やした無花果をほおばっています。時々友達も貴女が好きだから買ってきてあげたわよ!と思わぬプレゼントに喜び、ささやかな幸せを感じています。