たまに町中に出ると盛んに献血を呼び掛けている人達の姿を見かけます。
昔はよくそういった人に出会えば必ず参加をしていました。終われば「ジュース類」を頂く楽しみも有ました。
私の血が誰かの役に立つと思えば進んで献血に答えたものでした。退職してなんとなく月日が経ち、たまたまそういった機会がなかった年月があって縁が有りませんでした。
ある日久しぶりに献血の呼びかけを耳にし、意気揚々と参加を望み受付をしましたが、私の年齢を聞き
「申し訳ありませんがあなた様の年齢では献血は受けられません」と断られました。
え何故
そこで初めて高齢になると提供出来ない事を知りました。私の不徳とする所なのです。なれば垂れ幕にでも献血のできる要項を書き入れておいていただければ納得できたのにと思いました。
自分の無知を棚に上げて、献血を呼びかけた人に自分の思った事をぶつけてしまいました。何だか気持ちがマイナーとなってしまいました。
考えてみれば長年使い古したこの身体は自分自身を支えることに専念しなければならないものだと思いました。
そういった事があって献血を呼びかける所で年齢の条件を書いてある幕には出会えていません・・・きっと常識な事なので書く必要が無いのだとも思いました。
使い古した身体でも良いなら・・・検体を希望してみようか・・・な