ある日友達から映画を見に行って欲しいけど如何!? と 声を掛けられました。
"何の映画なの?”
"沢口靖子主演で「校庭に東風吹いて」というのよ!
なんでも友達はあちこちと知り合いに声をかけている様子でした。私は映画も久しく見に行ってない事だし、とても良い映画よ・・・と言われると、暇人の私はOKのサイン
3月31日(金)の興行で一日3回に渡っての映写です。これなら時間的に余裕を持って観賞出来るようなので私も前売り券¥1000を知人に勧める事にしました。
ジムでの顔見知りや絵手紙、習字の人達に声を掛けて映画を進めてみました。お陰様で結構、入場券を購入して頂きました。 良さそうな映画は見たくなるのですね
物語
三木知世は、転校で小学校3年の″ミチル”のクラスを担当する。
ミチルは、家では少し話せるのに学校では話せない。 一人でトイレに行けない。一人で給食を食べられない、歌えない、絵を描かない・・・・!
「場面緘黙症」 の疾患を持つミチルに、知世は、共感と愛情をもって接する。
同じクラスに問題行動の多い安川順平がいる。彼は離婚した母親の理恵と順平は貧しい生活を送っている。
教室に飛び込んで来た青いインコを巡ってミチルと順平は幼い友情を芽生えさせる。
しかし、ある日インコが逃げ出してしまう。
様々な問題に奔走する知世は、子供たちの〈涙〉を〈希望〉に変える努力をしていく映画なのです。
場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)
面黙緘黙症・・・・・って何私は初めて耳にするものです。
or
選択性緘黙(Selective Mutism)とは、家庭などでは話す事ができるのに社会不安(社会的状況における不安)のために、学校や幼稚園といったある特定の場面、状況では話すことができなくなる現象を言う概要
面黙緘黙は、ある特定の場面でだけ全く話せなくなってしまう現象である様です。子供が自宅では家族らと問題なくかいわをしていても、学校や幼稚園など家の外では全く、あるいはそれほど話さず、誰とも話さないという例は多い。
そして、その子供は非常に内気な様子に見え、グループの活動に入りたがらなかったりする。 たいていの場合、発話以外の、表情や動作やその他のやり方であれば、人とコミュニケーションを取ることができる。
また、脳機能そのものに問題があるわけではなく、行動面や学習面なども問題を持たない。また、強い不安により体が思うように動かせなくなる緘動(かんどう)という症状が出る場合もある。
単なる人見知りや恥かしがり屋との大きな違いは、症状が大変強く、何年たっても自然には症状が改善せずに長く続く場合があるという点である。
幼児期に発症するケースが多い。 以上の説明はネットの(ペデキュア)で調べました。
「面黙緘黙症」を知りました。幸い今迄、自分の子供や近隣の子供さん達に於いても、その様な状態の子供に接する事もなく過ごして来ました。
私はこの映画を見て初めて知りました。世の中には自分の知らないところで問題を抱えていらっしゃる方も多いのかと思うと・・・今まで多少の問題は発生はしたりしてきましたがそれなりに対処して何とか今迄の生活ができた幸せをとても感じました。
映画の中では先生がミチルに対して何とかしようと先輩の先生方が、頭でっかちの考えを押し付けるにもかかわらず誠心誠意ミチルの良き理解者になってミチルを支える姿に( ;∀;)してしまいました。
原作者の「柴垣文子さん」からのメッセージが映画が終わった後にご本人からありました。
学校では話せない「場面緘黙症」の子供達の悲しみ、貧しさにあえぐ子供の悲しみ、
渦巻いている子供たちの声なき声を聴き『いつか、きっと』という心奥の希望を掘り起こしたい。そんな待望の映画の完成が嬉しい。
多くの方に見て頂き、未来へのまなざしをともにしたいと願っています。
なんでもご本人も昔は教職にあって、事実困っている子供に手を差し伸べられなかった経験からもこの映画を作るきっかけになった様子。私生活のものを提供しての撮影をされたとお聞きしました。
私にとりましてはとても身にしみる映画となりました。まづ、その言葉「場面緘黙症」 を知った事でした。
今年も桜の季節は過去のものになってしまいました。天候が不順で・・・ゆっくりとしたお花見は出来なかったようです。ここに挿入した桜はH29年4月5日に撮ったものです。
私なりに良い時期に桜の花を撮れたような気がしました。
場所は春日部市牛島にある利根川沿いの公園で写しました