デジタルになって写真を見返す時に撮影データが残っているのが有り難いと思うこの頃です。整理が下手な私にも何時撮影したかが直ぐ分かるのが嬉しく思い、こんな記事を書いてみました。
以前から県内で撮影したハヤブサを並べてみていると、蝋膜とアイリングが青灰色①、②の個体と黄色い個体③、④、⑤だけれども見た目は幼鳥、同じ様な羽衣でも孵化してからの月日はそれぞれに違うと思い、少し調べてみました。県内での孵化日は、私が観察しているペアとそう変わらないと思いますが、北海道辺りでは孵化日は1ヶ月ほど遅いようです。近畿、中国地方でも、香川とそう違わず、四月中旬辺りのようです。そこで孵化日と撮影日から素人ながら年齢を導いてみました。
何故こんな事を書いたかというと、⑤の個体を撮影した翌日に②の個体を同じフィールドで撮影、同じ個体と思っていましたが、先に書いたように羽衣は同じ様でも蝋膜とアイリングの色が違うので別個体だと分かりました。①の個体は私が観察しているペアから生まれた個体(蝋膜とアイリングは青灰色)孵化日は4月14日前後で、撮影日は6月28日で生後2ヶ月余りです。②の個体も蝋膜、アイリング共に①と同じで、生まれ年は違いますが、撮影日から生後5ヶ月過ぎだと思われます。⑤の個体(蝋膜とアイリングは黄色)は前年生まれで、撮影日から生後1年5ヶ月位だと思います。③、④の個体も蝋膜アイリング共に黄色で撮影日から生後8ヶ月、11ヶ月位だと思われます。もう少し多くの資料が有れば、蝋膜やアイリングの色が何時頃変わるのか詳しく分かるのでしょうが、この辺りから変化していくようです。というくらいにしか書けません(笑)。
⑥と⑦の個体は胸から下は白く横斑が綺麗に見られます。⑧の個体は⑨の個体(成鳥)と殆ど変わらないように見えますが、下雨覆いが⑨の個体ほど白くないのが分かると思います。
こうやって写真を並べて見てみると幼鳥、成鳥の間にも色んな羽衣の個体が居る事が分かり幸いでした。
文一総合出版日本の鳥550 山野の鳥 ハヤブサP57に12月7日に撮影された幼鳥の写真が載っています。4月中旬に孵化したとして生後8ヶ月、③の写真と同じ時期の撮影になります。上手い具合に図鑑の幼鳥のアイリングは未だ青灰色で蝋膜は黄色くなりつつあるのが写っています。8ヶ月辺りからアイリング蝋膜の色が変わっていくようですね。機会が有れば見て頂ければと思います。
何時もながら自分で思ったことを書き連ねましたが、間違いがありましたらご指摘を
宜しくお願い致します。