
13日の夕方には巣穴前で魚を咥えた♂の姿を確認し帰宅、20日には魚を咥えた♂の姿が一度も見られず、おかしいなーと思いつつ様子を伺っていると、何度か巣に出入りがあり、その内♂が巣の中に頭を突っ込み、何か白いものを引っ張り出したように見えましたが、死角になっていて何を引っ張り出したか分かりませんでした。その直後から大雨になり暫く昼寝、その後も巣の様子を見ていると、巣の中から♀が嘴で2卵を押し出す光景が目に入り、慌ててシャッターを切りましたが、大事な一瞬を見た為に卵を押し出すシーンは写っていませんでした。押し出す直前に巣の入り口辺りに微かに卵が写っているのが唯一の写真でした。
13日の入梅入り以降、日中は天気でも夜になると結構な量の雨が降っていた香川です。カワセミが巣穴を掘った場所は、今年初め人工的に盛り土された場所で、余り土が締まっていませんでした。その為に巣穴に雨水が浸透し、産座が濡れたのではないかと思われます。
昨日、放棄された巣を見に行くと、雨で土砂が崩れ巣穴もなくなっていました。抱卵が続いていれば親鳥も一緒に生き埋めになっていたかも知れません。
カワセミには巣が崩れる事が分かって、こうした行動をとったのでしょうか?。気になるところです。
巣の写真はアップしませんでした。巣に入る前の♂です。