オーラの

「オーラが、すごい……」
相手に対してこう表現する人がいる。

僕はここで疑問に思う。
オーラがすごいとは、いったいどうゆうことなのだろうか。
オーラのなにがすごいのだろうか。
相手のオーラが見えると言うのだろうか。
江原さんじゃあるまいし。

普通の人間はオーラなんてもの、見えるどころか感じることもできるわけないし、
ましてや誰でもわかるようなオーラを発することもできないわけで。
できるとしたらラオウやケンシロウぐらいだし。
それなのに、逆立ちしても感受性が人一倍あるとは思えん、
そんなヤツに限ってこんなセリフを吐く。
「あの人のオーラがすごい」と。
そしてそう表された人物は、ラオウでもケンシロウでもないごく普通のヤツ……。

お前ただ「オーラがすごい」とか言ってみたいだけちゃうんか、と。
見えも感じもせんこと言って実は尊敬されたいだけちゃうんか、と。

なんでこんなことでムキになってるのかというと、
最近こんなスピリチュアルな会話をしてるヤツらが多くて多くて。
ハッキリ言って『オーラの泉』の見過ぎ、だと。
俺様も見てるが、江原さんの言うことは信用できるが、
俺様と大して変わりない一般人がオーラオーラと叫ぶのはムカつくのだ。

どうせなら江原さんのように、
「あなたのオーラは金色に輝いてます」
とか言ってみろ、と言いたい。
そしたらお前を来世でも尊敬してやる！