年末にオススメできない音楽と称して、
ヴェルヴェッツのセカンド紹介したら、
なぜか知らんがアクセスUPしたので、
チョーシこいて新しいカテゴリ作ってみた。
その名も「あんまりオススメできない音楽集」。
やっぱり最初は2nd紹介した手前、ヴェルヴェッツの1stを。
「The Velvet Underground & Nico」The Velvet Underground
もう何の説明もいらない。
ヴェルヴェッツ知らない人でもウォーホルのバナナは知ってる、
いろんな意味での歴史的名盤。
しかし、ありきたりなロックしか知らない田舎者には刺激が強過ぎた。
それまでの自分の音楽に対する価値観を覆した、というより全否定された、
俺様にとってはそれほど重要なアルバム。
「Heroin」を聞いた後の衝撃は今でも忘れません。
あのジョンケイルの暴れ狂う電子ヴィオラが、
いままで聞いてきた音楽きれいさっぱり洗い流し、
残されたものは放心と虚脱。
もうね、聞いた後に真剣に悩みました。
こんな世界知ってしまって本当にいいのだろうか……と。
19歳になったばかりの夏のことである。
上京したての田舎者には強烈な一撃。
本来なら学生らしくデッサン等に力を注ぎ込まなきゃいけないのに、
このアルバム聞いたおかげで間違っちゃって、
そっち方面にどっぷりとハマったもんだから、
今もそっち方面の音楽の知識は膨大だが、美術の知識はまるでない。
バウハウス? ああ、ピーターマーフィーの……てな感じw
これでも一応デザイナーなのにね。
そんなワケで、俺様のロック人生を強制リセットさせた、
良くも悪くも影響力大のアルバム。
そしてここが俺様の原点。
でもやっぱり好きなのは2ndの方。
こっちはウォーホルとニコが……w
張りつめた緊張感は二人のいないセカンドの方が大。
あんまりオススメできないけど、
狂気と背徳の世界を陶酔したい方に。
もしこれを聞く時は、なるべくシラフの時に聞いた方がよろしいかと。
落ち込んでる時とか酔っぱらってる時とかじゃなくて。
じゃないと若かりし俺様のように、
人生観が変わって間違った方向に行きかねませんのでw
ちなみに俺様は、「Heroin」と並んで、
「Black Angel's Death Song」が好きだったりする。
追伸:
ある人物は、メランコリックな一曲目「Sunday Morning」を聞きながら、
マスターベーションをするとすっごくトリップできるよと言っていたが、
上には上の強者がいるってことで。
どーでもいいけど俺様はやってないよ。それは死んでも無理っすw