シッポ振ってられるかよ!

イラストレーター&デザイナー
マサキ・キャンベル公式(?)ブログ
日常の妄想と焦燥と衝動をあなたもどうぞ

禁煙 其の3

2005年06月30日 | 焦燥&妄想事情
気合いだけで禁煙成功させようと思ったが、やっぱりムリ。
禁煙してても吸いたいよぉ吸いたいよぉってことで、
駅前のマツキヨで『ニコレット』買ってきた。
ニコレットって何げに高い。
24個入りで約2500円。一個約105円。
タバコ一本より高いが、これでタバコ止められるなら安いもんだ。


とりあえず箱から出して見た。普通に『ガム』だ。
とりあえず口の中に入れて噛んでみた。
何か味がしない。
しばらく噛んだら味が出てくるのだろうか。




クチャクチャ……









クチャクチャクチャクチャ……













に、にがい(泣)

なんじゃこの苦味は!? あまりにも苦くて吐き出してしまった。

しかしこのノドと舌に残ってしばらく消えない苦味は何?
いままで味わったことのない苦味。何かヤバくない?。
不安になってきたので急いで説明書を読んでみたら、どうやらガムのように噛み続けるものではないらしい。
な~んだ、俺様の使用方法が間違ってたんだ。
何か変なスイッチ入っちゃったような気がしてたから、ちょっと安心した、ホッ。

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禁煙 其の2

2005年06月28日 | 焦燥&妄想事情
禁煙してから丸一日。
朝起きてからほぼ2時間おきに『吸い魔』が襲ってくる。
吸いたい。
タバコが吸いたい。
でも吸ってない。
気合いで吸ってない。
気合いで『吸い魔』と闘ってる。今のところ。
気合いだけで禁煙しようとしてるオレ。
気合いだけで禁煙成功したら ネ申 だなオレ。



それにしても、ニコチン切れによる幻覚症状ってあるのだろうか。
俺様には今のところ、ない。見えない。
もしあるのなら、どんなサイケデリックな世界が待ってるのか密かに期待もしてるが、まぁタバコ吸っても幻覚見ないし(見えたらヤバいけど)あるワケないか。
でもね、どうせなら非日常的な世界でも見えないとね、
や っ て ら ん な い よ 禁 煙 な ん て 。
例えば、街中の女の子全員『あやや』に見えるとか、カミさんが『ハセキョー』に見えるとか。
こうしてニコチンの離脱症状と闘ってるんだから、せめてそれぐらいのお楽しみがあっても良いのではないか、と。

こんなくだらないこと考えて気を紛らわせながら今日は耐えた。
が、気合いだけで禁煙できるのだろうか。
はぁ、明日起きたらカミさんが『ハセキョー』になって(見えて)たらなぁ。
そしたら『気合い』だけで禁煙成功できると思うのだが……。

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禁煙宣言

2005年06月27日 | 焦燥&妄想事情
タバコ止めると、飯がうまいらしい。
タバコ止めると、体力が戻るらしい。
タバコ止めると、精力も戻るらしい。

……俺様のバズーカジョーが毎朝ショボ~ンなのはタバコのせいだったのか!


今日から禁煙する。
タバコよさようなら、青臭い若さよカムバック。
疲れ切ったオッサンになるよりも、
ギラギラしたエロオヤジになったほうが、いい。

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Attack of a bee Vol.2

2005年06月26日 | 焦燥&妄想事情
前回のつづき。

露天風呂でハチに、しかも足の裏を刺された俺様。
しかし、なんで夜の露天風呂にハチなんているんだ? 明かりに飛んできたのか? いやハチ以外も考えられる、アブ、ムカデ、……もしかして、サソリ!? ……激痛とのぼせ気味で頭がパニックになってきたっす(泣)。
右足の激痛に耐えながら現場検証を始めた。しかしそこは夜の露天風呂、暗くて見えない。加害者(?)が何処でくたばってるか見つけられん。唯一残された物的証拠も、現場検証の際に手のひらから転げ落ちて暗闇の中。あ~も~何やってんだ俺。

湯冷めして寒くなってきたので、その場を後にフロントに向かった。
フロントで「露天風呂でハチに刺された」といったら、最初は従業員もびっくりしてたが、スグに薬箱を持ってきて消毒液と塗り薬を塗ってくれた。迅速な対応は感激に値する。
従業員の話では、夏にアブに刺される人はいるがハチに刺された人は初めてだ、ということだ。
そりゃそうだ、俺様だって露天風呂でハチに刺されるとは思いもしなかったし。
しかし、開業何十年のその老舗ホテルでハチに刺された第一号が俺様だったとは。名誉なのか不名誉なのか。

部屋に戻ってきてもショックの色は隠しきれず。
せっかく楽しみにしてたビールも飲めない。温泉上がりにビールが飲めないなんて、かき氷にイチゴのシロップをかけないようなもの。チクショウ。
仕方ないからテレビでも見ようと、バックから眼鏡をとりだしたら……フレームがポッキリ折れてる(泣)。

もう一度フロントに行く。
フロントも俺がまたやってきたものから一大事と思ったらしく、
「救急車呼びましょうか?」
と真顔で聞いてきた。
「いや、眼鏡のフレームが折れちゃったんで、セロテープ借りようかと……」
と言うと、どう対処して良いかわからないような、複雑な表情でセロテープ持ってきた。
「今日は大変でしたね……」と、従業員に慰めながら眼鏡を直す。何だか悲しくなってきた。
そのまま部屋に戻り、ふて寝することにした。

話はまだ続く。
次の日、起きてみると何だか体調が悪い。寒気がする。
昨日素っ裸で現場検証したもんだから風邪でも引いたか?
時間が立つにつれて寒気も増してくる。本格的にこれはまずい。
当日の予定もすべてキャンセル、ホテルから直行で帰途についた。
もちろん帰りの新幹線の中で熱にうなされてたのは言うまでもない。

ハチの呪いや恐るべし……。

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Attack of a bee Vol.1

2005年06月25日 | 焦燥&妄想事情
旅行でのハプニングは時もたてば良い思い出にもなるが、
ハプニングの内容によっては、記憶から消去したい最悪な事件にもなる。

東北に行ってきた。
目的は、温泉。
心も体も疲れきってたので、温泉でリフレッシュしようかと。

温泉地は某県境の山奥深くにひっそりと佇んでいた。
広葉樹が広がる山々の間に渓流が流れて、その渓流沿いに宿泊予定のホテルが建っていた。
ホテルに着くと、従業員が丁寧に迎えてくれた。
フロントで受付をし、部屋に案内される。
部屋はかなり広く綺麗。何よりも窓からの眺望が良い。新緑のコントラストが美しい山々に水の清らかな川。心と体を癒すには最高のロケーション。このホテル、『大当たり』だ。

とりあえず大浴場で汗を流し、夕食をとる。
夕食は和のフルコース、地元直送の肉や野菜が新鮮でうまい。
腹一杯になって部屋で少し休憩し、露天風呂へ行くことにした。
抜群のロケーションとホテルのもてなし。ここまでは大満足だった。
しかし、露天風呂で事件は起こった。
できることなら記憶から消去したい、一生思い出したくない事件が……。

長い迷路のような廊下を歩き、露天風呂に着く。
このホテルの露天風呂は渓流沿いにあって趣き深い。
浴衣を脱ぎ、さっそく入る。
入浴者は俺様以外、誰もいない。4つの露天風呂、独り占め。
清流のせせらぎと風に揺れる新緑のざわめき、そしてカジカの鳴き声が絶妙なハーモニーを奏でて、都会で汚れきった俺様の心を洗い流してくれる。
……ああ、なんて気持ちがいいんだ。自分が癒されていくのがわかる。
気分は最高潮。が、この後一気に下降していく……。

そして事件は起きた。
大満足して風呂からあがり、脱衣場に向かおうと石段を歩いてたその時だった。
「チクッ!」
右足裏に激痛が走る。小さな石ころでも踏んだかな?
それならばスグに痛みは和らぐはずだが、痛みは段々激しくなる。
その場で座り込み、足の裏を見たら小石のような物体が張り付いていた。
これが痛みの原因かと、その物体をとったらトゲを抜いたような感触。
手のひらに乗せたその物体に眼に近づけると……暗くてよくわからないが、どうもちぎれたハチの尻尾の様に見える。その先に針っぽいのがついてる。

……ハチに刺された!?

つづく。

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辻ちゃんと加護ちゃん

2005年06月11日 | 焦燥&妄想事情
いまだに辻ちゃんと加護ちゃんの区別がつかない。
いままでず~っと双子だと思ってた。
いまもそう思ってる。
同じ身長、同じ体格、そして同じ顔。
俺様には双子にしか見えんのだが。

松たか子とホンコンの違いはわかる。
MEGUMIと森三中の村上の区別もできる。
しかし、どっちが辻ちゃんでどっちが加護ちゃんなのかわからない。
俺様には同じ顔にしか見えんのだが。

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コーヒーねーたん その5、の裏

2005年06月03日 | 焦燥&妄想事情
今日、偶然にもまた彼女と会ってしまった。

もちろんパチンコ屋ではない。今はパチンコ屋に行く動機がないから行ってない。
以前はヒマさえあればパチンコ屋へ向かってたが、今はその時間を駅前でブラブラすることにしてる。
コンビニでエロ本読んだり100円ショップで物色したりと、有意義な時間の過ごし方をしてる。
が、例の本屋だけは行ってない。別に行けないワケではないが、行けばあの忌わしい記憶が蘇ってきそうでちょっぴり怖い。とにかく嫌な思い出は忘れてしまいたいのだ。

こうして今日も、初夏の心地よい風を受けながら駅前の『マツキヨ』に入った。
少々疲れぎみなので栄養ドリンクを買おうとレジに持っていったら、そこに見覚えのある女性の姿が。常連客の顔も覚えられない女がそこに……。
彼女だ。
レジ脇の化粧品売り場で、何やら物色してる。

ここであの忌わしい記憶が蘇る。
本屋での出来事が俺を硬直させる。
話しかけてもまた無視される。それはわかってるんだが、また同じことを繰り返そうとしてる自分がいる。

「偶然も二度続けばそれは運命?
 俺と彼女は見えない何かで結ばれてるのでは?
 妄想に狂った日々をまた繰り返せというのかオーマイガッ!」

……いいや、やっぱり偶然。ここで会ったのは偶然。
ニ度目も偶然、三度目も偶然、何回会っても偶然、他人だもの。
それにもう彼女に興味ない。
自分の売上に貢献してくれる得意客の顔さえ記憶できないサービス業の女に興味はない。
興味がなくなったらさっさと忘れる。愛なんてそんなもの。
俺様の愛に気付かないオンナの記憶なんてスグに消してしまおう。

俺は彼女の脇を素通りし、栄養ドリンクをレジに持っていった。
どうせ彼女は俺様に気付かないはずだし。
だから俺様も気付かなかったことにする。

彼女は新緑を揺らす初夏の風のようなもの。
俺の心をちょっぴりくすぐった、それだけ。
今度街で彼女と会ったとしても、俺様は気付かないで通り過ぎるはず。
そのころはきっと、灼熱の太陽が俺を照らしてるはず。


しかしこうも度々会うのなら、パチンコ屋に金を落とさなくても済んだのにと、そのことだけが今は口惜しい。飛んでいった諭吉が恋しい……。
俺 の 諭 吉 よ カ ム バ ッ ク !

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