君は「無敵超人ザンボット3」を知ってるか？
もう30年も前の、機動戦士ガンダムの監督とキャラデザイナーがガンダムの前に作ったアニメ。
俺様のような中年ガンダムオタクならご存知だと思うが、知らない方のためにストーリーを……と思ったのだが、メンドくさいので詳細はWikipediaなどで調べてください。
一応簡単に解説すると、地球のために敵と戦っても一般人から非難されるわ、友達が敵に爆弾埋め込まれて『人間爆弾』として次々に死んでいくわ、最後には主人公残して味方全員戦死するわ、と、非常にシリアス……というより残酷。目を背けたくなるよな内容。今再放送されたらえらく問題になりそな内容かも。
このアニメが放送されたのが俺様が小学校低学年、初めて見た時はえらい衝撃をくらったのを憶えてる。だって、地球のために戦ってるのに非難されし、さらに友達が「死にたくないよ～」と泣きわめきながら爆発しちゃうんだから、もう俺様の幼心に相当なトラウマを植え付けたアニメなのだ。
最終回の、敵の大ボス（でっかいコンピューターだったかな？）と主人公が対峙するシーンは、アムロがア・バオア・クーを脱出するシーンと同等の最高の名場面である。この大ボスが、地球のために戦ってなんになる？ みたいな内容で主人公に問いかけるんだけど、敵の言ってることも正論なんで、主人公が葛藤するんだがテレビ見てる俺様も葛藤してしまった。で、敵やっつけて地球に落下してくるときに主人公が「……俺たちムダなことしてなかったよな？」と、死んだ仲間に問いかけるんだが、もう涙で画面が歪んでた記憶が。今でも思い出すとウッってくる。
この後、このアニメの監督はガンダムを作り、他の作品では登場人物皆殺し（俺様の憶えてるところではイデオンやダンバイン）する訳で、Zガンダムでは皆殺しだけでは満足しなかったのか、主人公を発狂させる始末。Zガンダムが放映された当時俺様は中学生。思春期に主人公発狂アニメは痛すぎる。もうアニメなんて二度と見ない……と心に誓い、おニャン子クラブに突っ走るのだが、大人になってエヴァンゲリオンにはまってしまうのだw
うぉ、結局メンドくさいと言いながらもダラダラと解説してしもたが、俺様がこうしてガンダムオタクでいるのもエヴァンゲリオンにはまってしまったのも、このザンボット3が土壌としてあるわけで、エヴァンゲリオンの新しい映画がやってる今、こうしてフと思い出してみた。
レンタルビデオであったらぜひ借りて見て下さい。トラウマになっても知らないけどね。
追伸：主人公の声優さんはドラえもんの方です。
