しもつかれ

毎年この時期になると思い出す、我が故郷栃木の郷土料理『しもつかれ』。

初午の日に作り赤飯とともに稲荷神社に供える行事食（Wikipediaより引用）なのだが、
これがはっきり言って、マズい。
味もグロいが見た目もグロい。まるでネコの●ロ。
嫌いな人間はいっぱいいるけど嫌いな食物はほとんどない俺様でも、ムリ。
一口食えば胃の中全部リバースできる自身アリ。
というか吐いた。子供の頃、初めて食べた時に。

それ以来食べてない。いや、食えないと言った方が正しいか。
とにかくあれは、人　間　の　食　べ　る　物　で　は　な　い　。

俺様に限らず、給食に出たらクラス全員が全く箸を付けずに残すというシロモノ。
栃木県民でも食えるヤツはほとんどいない。いたら会ってみたいわ。

全国マズい郷土料理選手権があったらブッチぎりで優勝できそう。
我が故郷の郷土料理にケチ付けたくないが、マズい物はマズいのだから仕方がない。
先人達はどうしてあんな味付けにしたのだろうか。ちょっとどころか多いに不思議。
お稲荷さんだって、お供えするならもっと美味しいもの供えろよ！　と思ってるに違いない。

そんな『しもつかれ』から逃れること数十年。
もう一生見ることも食べることもない土地で生活しているのに、
初午の日が近づくとな・ぜ・か思い出す。

今年もまた思い出した。昨日の昼食時に。
なにも食事中に思い出さなくてもと思うのだが、そしてウッ…オエッと。トラウマだろうか。