シッポ振ってられるかよ!

イラストレーター&デザイナー
マサキ・キャンベル公式(?)ブログ
日常の妄想と焦燥と衝動をあなたもどうぞ

告白

2018年11月17日 | 今日の戯言
ガタンゴトンガタンゴトン

「…………きなの!」

ガタンゴトンガタン……


「へっ? なんか言った!?」
「……べ、べっつに〜!」



というラノベを読んだ。

踏切越しに幼馴染ヒロインから告白される。なんて裏山。

俺様にも好きな幼馴染がいた。通学路も一緒だった。
が、その通学路は鉄道はおろか、バスも通ってないクソ田舎!
仮に告白されるチャンスはあっても、田んぼのあぜ道越しとか。
で、告白をかき消すのは電車ならぬカエルの鳴き声っていう…何なん?

そんな田舎で育ち、好きな幼馴染に告白もされてない俺様。
踏切越しの愛の告白ってだけで、いろんなところがふっくらしてくる。

ホント都会の人って得してるよね。
アチコチ線路があるってだけで、踏切越しの告白チャンスがあるんだから。
ビッグ裏山。

しかし、だ。
そんな不遇の少年時代を送ってきた俺様も、今は立派な都会人。
しかも線路沿いに住んでいる。踏切なんてすぐそこ。

少年時代から憧れ続けたシチュエーションが、まるっと経験できるのだ。

こ こ は や る し か な い 。

幼馴染はいないが、その代わりに二次元ヨメ……は無理。
なので、ホンンンンンンント仕方ないけどリアルヨメに頼んでみた。

「ちょっと一緒に踏切行って告白してくんない?」
「実は怪しい壺買っちゃってン千万の借金してて、そのまま踏切に飛び込んでもおかしくないレベルの告白してええか?」
「いやそんな告白じゃなくて愛の告白やで」
「っとその前に、借金って何や?」


「……冗談やで」

ちょ、その間はなに???

追伸:結局やらなかったけど、壺の話は有耶無耶なまま…。

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