3日、殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん、東京都国分寺市)を訪れました。
昨年9月、国の名勝に指定されたばかりで気になっていた場所。「2万年前の最終氷期の極相期(最盛期)、多摩川が武蔵野礫層を削って谷を作り、できた」(「自然を読み解く山歩き」(小泉武栄著/JTBパブリッシング))国分寺崖線(こくぶんじがいせん)。その南の縁、武蔵野台地の傾斜地に位置し、崖地から湧き出る地下水を巧みに利用した回遊式林泉庭園です。
先日、都心を真っ白に染めた雪も翌日の雨でほとんど解け、春植物たちが続々と顔を出し始めていました。
国分寺を中心に東西に長く伸びる崖線の傾斜地を活かした、次郎弁天池周辺。
同園を管理する東京都公園協会の資料によると、この変化に富んだ地形が、昔からこの地に自生している植物や昆虫を育み、武蔵野の面影を今に伝えているそうです。
豊富に湧き出る地下水の温度は、年間を通して15~18℃。手を入れるととても温かい。驚きました。夏は逆に、冷んやり感じるのでしょうね。
先日の雪がわずかに残っていましたが…
セツブンソウ(節分草/キンポウゲ科)と…
フクジュソウ(福寿草/同)が、春の訪れを告げていました。
セツブンソウは、奥多摩では見かけたことがなく、私は初めての対面。白い萼片の中にある黄色い部分が、花弁(花びら)になります。中心の紫色は雄しべの集まり。自然界であまり見かけない色の取り合わせが、何とも不思議な魅力を発しています。
フクジュソウの方は、西多摩郡檜原村のものとは様子が違います。黄色い萼片の先端に細かい切れ込みがあり、ちょっと華やかな感じ?…園芸品種も多いというフクジュソウ、種類が違うのでしょうね。
もう一つ忘れてならない春の主役は…
そう、カタクリ(片栗/ユリ科)。こちらはやっと、顔を覗かせたばかりでした。
となると気になるのが、本ブログでおなじみ・檜原村のフクジュソウたち。翌日4日に訪れると…
都心から奥多摩へ-春植物のリレーが始まっていました。
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