30日、仕事の下見で訪れた扇山(おうぎやま・1137.8m)と百蔵山(ももくらさん・1003.4m)。山梨県大月市の「秀麗富嶽十二景」第六番と第七番山頂に、それぞれ選ばれています。
秀麗富嶽十二景とは「大月市域の十二の山頂から望む美しい富士山を市のシンボルとし、併せてふるさとの自然をそのまま後世に伝えようと意図したもの。十二景山頂からは、前山を従えて十二単(じゅうにひとえ)を着たような富士山が眺められる」(扇山山頂解説板)とのこと。
・天候/曇り時々晴れ
・行程/JR中央本線・鳥沢駅7:40-梨の木平8:52-扇山10:15/10:40-百蔵山12:13/12:48-市営総合グラウンド13:50-猿橋駅14:17
JR鳥沢駅。扇山とともに、「十二景」九番山頂に選ばれている高畑山・倉岳山の登山口でもあります。
扇山登山口の梨の木平。ここまでの車道歩きが結構長い。
山頂直下の尾根道。明るい雑木林に囲まれて気持ちいい。ちょうどアカマツ林からクリ・コナラ林へと遷移する途中のよう。
広々と展望の良い扇山山頂。
さっそく南西方向を望むと…
富士山が高い。
奥多摩から眺める姿とは違い、まずその距離の近さにビックリ(当然と言えば当然ですが…)。例年になく多い雪を纏った冬富士が時折陽光に輝く姿は、神々しいまでに美しく見えました。思わず納得。
(写真ではうまく表現できておらずごめんなさい)
百蔵山へ縦走開始。
シカの食害を受けたリョウブ(令法/リョウブ科)があちらこちらに。
目指す百蔵山がせりあがっています。そのキツイ登りから振り返ると…
「扇を下に向けて広げたような」扇山の姿が対照的でした。
息を切らせて登り切った第七番山頂から望む…
富嶽。こちらの写真も、逆光のため敢えなく敗退…。(苦笑)
この百蔵山山頂ではむしろ、テング巣病にかかったソメイヨシノの植栽に微妙な気持ちになりました。
本日出逢えた野生の花。
ダンコウバイ(壇香梅/クスノキ科)
ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目/ユキノシタ科)
他にアオイスミレが三輪咲いていただけ。
気温が20℃以上まで上がり、今年初めて「暑さ」を感じる一日でしたが、山はまだ冬の趣でした。
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