静けさ魅力のミニ縦走/北高尾山稜

23日、仕事の下見で高尾/北高尾山稜（きたたかおさんりょう、八王子市）へ。

多くの人で賑わう高尾山エリアにあって、比較的静かで変化に富んだ尾根歩きを楽しめるコース。雪もほぼ解けて、本格的な春の到来までもうひと息。

8:30 八王子城跡バス停（標高230m）発。気温10℃。


まず八王子城跡へ向かう。


登るにつれて開ける関東平野の眺望。写真は都心方面。スカイツリ－はどちら？（笑）


頂上周辺に残る石垣跡と…

本丸跡（460m）。

国指定史跡・八王子城跡は、小田原に本拠を置いた戦国武将・北条氏照が築いた山城。永禄12（1569）年、多摩川沿いの滝山城が武田信玄・勝頼父子による猛攻を受け二の丸まで攻め込まれた反省から、天正12～15（1584-1587）年にこの地に拠点を移したと伝えられている。関東屈指の山城といわれたが、当時は未完成のままだったそう。豊臣秀吉の関東制圧の一環で、前田利家や上杉景勝らの軍勢に攻められて天正18（1590）年に落城。

「八王子」の名の由来になった八王子神社や御主殿跡、多数の曲輪（くるわ）などが現在も残り、城跡巡りだけでも一日楽しめそう。一度、訪れたかった場所。

ここから西へ、北高尾山稜が始まる。

アラカシやモミ、ヤブツバキ…常緑樹林がうっそうとした縦走路は、東京とは思えない雰囲気。


「富士見台」より望む富士山。たっぷりと雪を纏った姿に、心洗われる。


小さなアップダウンをひたすら繰り返し…

本日最高地点の黒ドッケ（620m）へ。

ここから…

13:50 夕やけ小やけふれあいの里（250m）へ下山。

稜線でアオイスミレ、アブラチャンの開花を確認。
北斜面を下山中、フキノトウ（蕗の薹/キク科）にも出逢いました。