3/26~29の4日間、広島へ里帰りしました。1年ぶり。
当初、往路は高速バスを使う予定だったのですが、今回の震災の影響で「燃料がないためツアー中止」との連絡がバス会社から入り、往復ともに新幹線を利用しました。東京-広島3時間55分は、早くて快適でした!
広島駅前。広島電鉄の路面電車に迎えられて、いつものごとく「帰って来たな~」。最近は、新型・旧型入り混じり、広島市内はこの“チンチン電車”の博物館状態です。
広島城。
戦国時代末期の1589年、毛利輝元(1553-1625)により築城された国指定史跡。天守閣は1945年の原爆投下の影響で倒壊し、1958年に外観のみ復元されたものです。
水掘には…
カモの仲間キンクロハジロ(金黒羽白)の群れが羽を休めていました。黒と白のモノトーンがどこか愛嬌のある鳥。一説には、金色に見える目と相まっての名前とか。そろそろ、シベリアやヨーロッパ北部への北帰行が始まります。
広島市西部、五日市(あきる野市にも同じ地名あり)の高台から望む瀬戸内海。
写真右の島が、安芸の宮島です。島のほぼ真ん中に主峰・弥山(みせん・535m)。その北面(手前)に鎮座する厳島(いつくしま)神社とツガ・モミ中心の原始林が、世界文化遺産に登録されています。
それにしても、(晴天率の高い関東太平洋側に比べると)広島は寒かった…県北部に標高の高い山脈がない(最高峰は1346mの恐羅漢山(おそらかんざん))ため、冬型の気圧配置が強まると、日本海側からの寒気と雪雲が瀬戸内まで流れ込んで来ます。最初の二日間は北風が冷たい、見た通りの天気でした。
今回の帰郷では、広島県を西の廿日市市(はつかいちし)~中央部の東広島市、そして東の福山市まで、山陽本線を使って移動しながら、家族・友人・知人の家を渡り歩きました。(笑)
尾道市内を通過中の車窓から…
北側に懐かしの鳴滝山(なるたきやま・402m)。岩登りを始めた十数年前に通ったゲレンデです。
その後山火事に見舞われ、禿げ山のようになっていました。花崗岩の乾燥した大地にアカマツ林が広がる広島県南部って、山火事が多いんですよね…。
南側には、西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の広島県側起点となる新尾道大橋(全長546m)。尾道水道を跨いでいます。
しまなみ海道は、愛媛県今治市まで延長59.4km、風光明美な瀬戸内海をつなぎます。自動車専用道路ですが、自転車と歩行者のための専用道路も併設されているのが嬉しいところ。かつて、自転車で四国まで旅した記憶が甦ります。
多くの懐かしい顔に再会。とても楽しく、充実の時を過ごすことができた帰広でした。広島の魚とカキは、やっぱり旨かった!
お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
ところで…
広島でも4/2から、一部電車の運休が予定されています。東北地方太平洋沖地震の影響で、部品の調達が困難になっているためとか。
その他、ガソリン価格の高騰(150円/?)、スーパーなどからペットボトル水の消失等も始まっており、震災の影響が西日本にも広く及び始めていることを実感しました。
帰路、新幹線の車窓から望む…
伊吹山(いぶきやま・1377m、滋賀県)
と…
富士山(3776m、静岡・山梨県)。
雪を纏った秀峰の凛とした姿に「東北が、日本が、少しでも早く平穏な暮らしを取り戻せますように…」。
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