多摩、ときどき山

多摩の暮らしと山のブログ

春遠かった倉見山

2016-03-13 19:56:56 | 山のこと
10日、仕事の下見で山梨/倉見山(くらみやま・1256㍍)へ。

倉見山は、山梨県都留(つる)市と南都留郡西桂町(にしかつらちょう)の境にある。『新日本山岳誌』(日本山岳会編著)などによると、かつて山麓の集落は養蚕で栄えて蔵が建ち並んでいた。その蔵を見ようと大勢の人が訪れたことからその名が付いた、という。山中には蚕の神様を祀った石塔が残り、往時の名残を見ることができる。

薪炭林として地元の人たちに利用されていたため、アカマツ林や雑木林が多く残っているのが魅力。そして何より、山頂から西に延びる主稜線上は富士山の好展望に恵まれ、「富士八景」(富士山・富士五湖観光圏整備推進協議会)の一つにも選ばれているそう。



よく手入れされたアカマツ林。奥多摩周辺では、なかなかお目にかかれない。

標高1000㍍前後から…


雪と霧氷の世界!

前日の、寒気を伴った低気圧の影響で山は冬に逆戻り。一方で、薄化粧した雑木林が美しく、思わぬ新鮮な山歩きになりました。


ツツジの仲間の新葉が氷結…大丈夫でしょうか?


倉見山山頂。立派なアカマツの木がここにも(山頂標の右側)。気温3℃。

この先は、冠雪の富士を望みながらの稜線漫歩となるはずでしたが…


…苦笑。4月2日の本番に期待。



おめでたい名前の富士急行線・寿(ことぶき)駅に下山。

春遠かった…倉見山でしたが、晴れれば、明るい雑木の尾根はきっと楽しい!と確信した一日でした。




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