檜原(ひのはら)村、笹尾根の登山口にカタクリ(片栗/ユリ科)が咲いていました。
標高約600m、日当たりの良い斜面にまだ5~6株ですが、モノトーン色が強い雪解けの森の中で、控えめながらも、ピンクの花弁をピンとそりかえらせて咲く姿には生命力が溢れ、春の訪れを実感させてくれます。
「スプリング・エフェメラル」-直訳すると「春のはかないもの」?だそうですが、
・春先⇒花を咲かせる
・夏まで⇒光合成を行い地下の貯蔵器官や種子に栄養を蓄える
・秋~翌春⇒地下茎や球根の姿で過ごす
という生活史を持つ植物たちのこと。
特にこのカタクリは、花を咲かせるまでに7~8年もの歳月をかけ、地上に姿を見せるのはわずか2カ月ほど。だからこそ、可憐な姿の中に生命(いのち)の輝きが感じられ、人々の心を惹きつけてやまないのでしょうね。
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