今日は七夕ですね。
あきる野市 舘屋台(たてやだい)にあるJR五日市線の終着駅・武蔵五日市駅の改札出口には、七夕飾りが数日前から飾られていました。いっぱいの短冊に人々からの願いごとを託されて…。
皆さんは、何か願いごとをされましたか?
本日の、西多摩郡 檜原村(ひのはらむら)の、とある山中。午前中の厚い雲は、昼過ぎにまたもや大雨に変わりました。天気が不安定なこの季節は登山者がさすがに少なく、今日もゼロ。ひっそりと静まり返る山の中で、私にとっては、6/27のキンセイランに続く感激の出逢いがありました。
ウチョウラン(羽蝶蘭/ラン科)です。
私自身も初めての対面で、最初は、ランの仲間ということ以外は何もわかりませんでした。が、調べていくうちに、その美しさゆえに業者やマニアに乱獲され、野生での絶滅が危惧されている種(環境省レッドデータブック(日本の絶滅のおそれのある野生生物)「絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が高まっている種)」)であることがわかりました。
今日出逢ったのも2株だけ。しかもそこは、なかなか人の目につかない場所でした。こうした特殊な場所でしか、もうお目にかかれないのでしょうね。寂しいことではありますが、一方で、こうして生き残ってくれているということは、大きな希望でもあります。「いつまでもこの場所で…」-七夕の日に、改めて願わずにはおられません。
大切に見守っていきます。
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ホントにきれいですねー。
稀少植物を見ると、「盗掘されませんように」と反射的に思うのは哀しいことですね。
見つけた場所を、あるいは見つけたことそのものを秘密に・・っていうヒトもいるし、逆に公開して“みんなで大切に見守ろう”という気運を起こそう、って言う方がおられますが、どちらがいいのか私には判断がつきません。
難しい問題ですね。
いつもありがとうございます。
にゃみにゃみさんのコメント、響きます。広大な山域、場所の特定は不可能かと思いますが、今回も念のため固有名詞を外しました。
そうですね、どちらが良いのか私にも確固とした答えがあるわけではありません。
ただ、温暖化や生物多様性の問題への機運が高まりつつある今こそ、少しでも多くの人に現実を知ってもらい、「心ある人たち」の力を借りるチャンスという気もしています。結局、(大きな括りになりますが)地球って一部の人間だけでは守れないですよね…。
ところで今年の全山遭の件、完全にノーマークでした!昨年は参加したのですが、今年は仕事が入っており不参加です。まさか2年連続で東京でやるとは…確か去年の大会は、あの「トムラウシ」の翌日(7/17)でした…にゃみにゃみさんは、その関係で上京されるのですね。また、お話を聞かせてください。
そういえば去年、あのトムラウシの第一報は会場で聞いたのですよ。
日山協の事務局やら、関係団体のところににマスコミから問い合わせが殺到してたみたいだけど、関係者はほとんど代々木にいたという・・
今年は気象予報士の猪熊氏と金田ドクターをお招きするようなので、講演が楽しみです。
昨年の全山遭、いらしてたんですね。やはり、この世界は狭いですね(笑)それにしても、今年は本当に面白そうな内容です…。
ちなみに、奥多摩では本日も滑落死亡事故がありました。東京って、意外に知られていませんが、毎年80件以上の山岳遭難が発生し、10人前後の方が亡くなっています。「登山者」の遭難は全国でも5本の指に入る多さなんです。(「足をくじいた」「疲れて動けない」といったお粗末なものも目立ちますが…苦笑)
首都として圧倒的な人口を抱え、交通網は痒いところに手が届くほど整備されている…都会感覚で1000~2000m級の山へ簡単に入れてしまうのは魅力でもあり、また怖いところでもありますよね。