11~12日、奥秩父/雲取山(くもとりやま・2017.1m)のガイドを行いました。
前回に続き、山梨県・お祭(おまつり・580m=国土地理院地形図より、以下同)から入山。
11日。
標高約700mの塩沢橋。
この日は、西から寒冷前線を伴った低気圧が接近。天候の悪化が予想されたため、休憩もほどほどにピッチを上げ、13:30過ぎには三條の湯入り。ひと息ついたところで、雨が降り始めました。深夜、時間雨量30~50mmの「バケツをひっくり返したような」激しい雨に。
三條の湯のご主人・木下浩一(きのしたひろひと)氏は、定期的にシカ狩りに出られている猟師。獲物を仕留められる確率は5割ほどだそうですが、ニホンジカの食害が深刻な関東甲信太平洋側にあって、「奥秩父の緑を守るため」に現場で汗を流しておられます。
その肉は、同小屋の夕食で「シカ肉のロースト」(やわらかく美味!)として振る舞われ、食事中にはシカを含めた森や生き物のこと、山小屋のこぼれ話が、訪れる登山者に興味深く伝えられます。最近、こうした小屋は少ない…感謝。
12日。
雨霧の三条ダルミ(1750m)を経て…
山頂へ。気温4℃。
今回参加された11名の皆さん、眺望に恵まれず残念そう。
奥多摩小屋のテント場も…この日は若者の二張りだけ。
11:30石尾根から七ツ石山(1757.3m)を望む。この頃から雲が切れ始め、天候は急速に回復に向かいました。
鴨沢(540m)へ下山。
(右上から反時計回りに)ウリハダカエデ2枚(黄色と赤)、オオモミジ、ダンコウバイ、ヤマザクラ、ウリカエデ、メグスリノキ(三出複葉)
11月に入り4回連続した雲取山のガイドを、無事に終えることができました。
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