7月初め、仕事中に喉の違和感と咳、倦怠感に襲われた。直前に職場同僚のコロナ陽性が判明したばかり。私も、蒸し暑い中マスクを外して一緒に外作業をしていた。すぐ発熱外来を予約して夕方にPCR受検、3回目にして当たってしまった。
動脈硬化で通院・服薬中の私は、前回の検査時に「(コロナ罹患による)重症化リスクの高い要経過観察対象」と伝えられていた。
今回、医師からは緊急承認治療薬(たぶんS製薬のゾコーバ?)の説明があったが、リスク犯してまで薬を飲みたくないので断り、通常の解熱鎮痛薬と咳止め薬が処方された。
感染症法上で新型コロナが季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられたことに伴い、看護師さんからは「発症日をゼロ日として五日間の自宅待機を。強制ではありませんが」の言葉があった。
発症日の最高発熱は38.1℃。平熱が35℃台の自分としてはこれでもかなりの高熱。なのに翌一日、ニ日目は39℃を超えた。36℃台の人なら40℃超に相当する、人生初めての経験。最近免疫力が落ち体調の不具合が続いていただけに、「もしかしたら合併症か何かでこのまま死んでしまうかも…」という不安が首をもたげ、心身ともに一番きつかった。
それでも、肺炎の所見なければ「軽症」扱いなのが、この感染症の怖いところ。私の診察時のSpO2(動脈血中酸素飽和度)は、98%と正常範囲だった。
幸い処方された解熱鎮痛薬を服用すると、熱は怖いくらい?下がり、ずいぶん楽になった。
三日目37.9℃。四日目は、夕食前の計測で36.8℃に。いつも最高値が出る時間、この日は薬も飲まなかったし…山を越えた⁉️何より前日までとは違い身体が断然ラク。一日起きて過ごせて、読書もすることできた。
自宅待機推奨期限の五日目、朝の体温は36.4℃。このまま家にこもってると体力落ちるし、昨年の風邪のように回復も遅れそう…鳥見を兼ねた地元ウォーキングを、あえて楽しむことにした。カワセミ、ホオジロ、イワツバメ、セッカ、キジ♂、カラスの子育て…を観察でき、うっすら汗もかいて帰宅。気持ちよかった⤴︎
そして、昼前の計測で35.8℃の平熱に!購入しておいた抗原検査キットでの判定結果も「陰性」だった。(下写真)
三日目の夜から出ていた味覚障害も、回復してくれた(ようだ)。
夕方、職場上司に報告を入れた。最初に陽性となった同僚は、発熱等の症状がほとんどなかったらしい💦
持病リスクを抱える私が、幸運にも回復することができたのは妻の存在があったからこそ。「濃厚接触者になる。もし可能であれば三日間の自宅待機を」(看護師)の言葉を守り、(義務ではないのに)仕事を休み、滋養溢れる食事を作り続けてくれた。
高熱時は食欲がなく、量も「半分でいい」と言っていた。が、「もったいないから」と出されたものをすべて、頑張って食べているうち、強い倦怠感で動くのも億劫な、弱った身体の中で、エネルギーに変換されていくのが確かにわかった。
状況や症状は千差万別だろうが、軽症者?は内臓等にさえ問題なければ、多少無理をしても栄養となる食を身体に取り入れて体力を付けることが、早期回復への近道と実感した。
本当にありがとう(…では全然足りないくらいに感謝しています)m(_ _)m
料理の経験値、スピード、臨機応変さ含めて彼女の足元にも及びませんが…これまで以上に勉強して、「美味しい」(と言ってもらえる)料理をあれこれ考えて、“鶴”の恩返しをさせてもらいます☺️
大変な五日間だったが、学んだことも多かった。妻が一階、私は二階と生活を完全に分け、マスク着用と手洗いはもちろん、自分が家の物に触れる時は除菌シートを介して行った。その努力もあり、彼女は無症状、抗原検査キットで陰性(100%ではないが)の判定。四日目から、元気に出勤してくれた。それが一番嬉しい❗️
我が家の…
カワラナデシコ(河原撫子)…第二陣が咲き始めた♪
■この記録は、第9波に入ったとされる新型コロナウイルス感染症に罹患し、同じ境遇に直面する可能性があるすべての人たちに、何かの参考になればと思い書き残しました。
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