…に溢れる山だった。
根本山神社本社が張り付くように鎮座。
ふた月近く前💦の11月上旬、標高540m発。
6:40の気温10℃。
プロローグは…
巨樹との…
対面。
どこでも見られるケヤキ(欅)だけど、天然の大径木にこうして触れられるシチュエーションは多くない。
今年に入ってくすぶる気持ちの穢れ(気枯れ)と体調不良が、スーっと吸収されていく感覚。
シオジ、イヌブナ、ツガ、ヒメシャラ等の自然度高い針広混交林を行くルートは、群馬県の自然環境保全地域にも指定。
さらに…
沢沿いのルートが…
味わい深い。
微妙な…
バランスを要求される場面も。
随所に…
石碑が点在するのは、この道が…
根本山(ねもとやま・1199m)への参詣路になっていたから。
桐生川(きりゅうがわ)源頭に近い…
910m地点。この地には…
立派な神社籠堂があったらしい。明治35年の台風で消失とある。
ここから核心部へ。パートナーのTさんと相談して…
少々緊張しながら男坂へ。
(整備された女坂もあり)
V字谷の濡れた浮石、落石…に冷や汗かきつつ登り詰めると…
痩せ尾根上に…
根本山神社本社が張り付くように鎮座。
登山口の不死熊橋(この名前も意味深…)から約3時間。江戸中期から幕末にかけて本山派大正院・大学院を別当とする修験道の聖地だった(『新日本山岳誌』日本山岳会編著)。
古の人たちの信仰心と精神力に頭が下がる一方、御利益と達成感はこの上なし?境内は老朽化のため立入禁止になっていたので、感謝の参拝のみさせていただいた。
根本山山頂は…
ここから…
楽しい岩登りと幾つかのアップダウンを越えて、10:10着。8℃。
縦走路に出ると…
ミズナラ林に…
オオイタヤメイゲツ等のカエデが鮮やかな稜線漫歩。
修験から一転、天国の道に(笑)
11:20熊鷹山(くまたかやま・1168m)へ。平日狙いが功を奏して誰もいない。12℃。
根本山(左上)と来し方稜線を振り返る。
後から単独の高年男性1名がやって来たものの、ほぼ貸し切りで昼食&コーヒータイムの小一時間…この上なくシアワセだった*^^*
ちょっと長い…
林道歩きを経て13:35下山。
標高1000m前後と小粒だけど、森の王者クマタカに出逢えそうな広葉樹林に惹かれた。しかも、日本の山の醍醐味を凝縮したような行程。個人的には、今年ベストの山歩きだった。
ただ群馬・栃木県境の稜線はやはり遠く、車使用でもアプローチは片道約3時間…今回も、早朝3時発という私の計画に自家用車を出してくれたTさんに心から感謝します。写真も多数ご提供いただき、ありがとうございました!
本年最後のブログ。新年が、皆さまにとって素敵な一年になりますように(祈)
☆今回のデータ:距離11.1㎞/最高高度1199m/累計高度(+)968(-)998m/行動6時間55分☆
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