24~27日、北アルプス/竹村新道-水晶岳(すいしょうだけ・2986m)のガイドを行いました。
参加された女性3名様に、ガイド2名と添乗員が同行するVIP待遇のツアー?(笑)
24日。
12:25 高瀬ダム(標高1270m)から入山。気温17℃。
9月中旬の台風18号の影響か、ダムの水が濁っている。
ダム湖から高瀬川右岸を遡り…
15:20 湯俣温泉・晴嵐荘(せいらんそう・1500m)着。
ウオーミングアップの初日。
25日。
本日から本格的な登山開始。標高2900mの水晶小屋まで約12km9時間の長丁場。途中に小屋もエスケープルートもない竹村新道を登る。
5:00 ヘッドランプを点けて晴嵐荘発。10℃。
取り付きからの急坂をこなすと、南に…
槍ヶ岳・北鎌尾根の独標(どっぴょう・2899m=上)、目覚める。
午前中は青空に助けられ、快適に高度を稼ぐ。後方は表銀座縦走路。
目指す南真砂岳(みなみまさごだけ・2713m=右上)。黄色に染まったコミネカエデ(小峰楓/カエデ科=右下)や…
ミヤマナナカマド(深山七竈/バラ科)の赤がいい感じ。
今年の紅葉は期待できそう。
11:20 静寂の山頂、南真砂岳。11℃。
東沢乗越(ひがしさわのっこし)を越えて…
16:00 水晶小屋着。遅れ気味の参加者に合わせて所要11時間!一時雨がパラついたものの、天候が悪化せずホッ…。
東沢乗越より、雲の中から一瞬姿を見せた水晶岳(上)を撮る。北アルプス「最奥の山」の存在感。
26日。
6:20 水晶岳山頂。気温4℃。
北側、赤牛岳(あかうしだけ・2864.2m=上)方面を望む。
当初はこの読売新道を抜ける予定だったのですが、夜半からの雨で岩が濡れ、ガスで視界もなし。午後からは台風20号と上空の寒気、そして一時的な冬型の影響で荒れ模様の天気になることが予想されたため、ここから東沢乗越を引き返し、裏銀座縦走路を烏帽子小屋へエスケープすることに。
本日が小屋締めの水晶小屋(右)と朝陽。
雲上に浮かぶ槍・穂高連峰。
10:40 野口五郎岳(のぐちごろうだけ・2924.3m)山頂。
まるで疑似好天(ぎじこうてん=悪天候の中で一時的に天気が回復する現象)?のように青空が覗き、気温も一時20℃に。この辺りまでは、まずまずの条件でしたが…
12:00ころ、氷のように冷たい西風に小雨が混じり、気温も5℃まで下降。夏から一気に冬になったような気象の変化に、秋山の怖さを実感。
14:00 烏帽子小屋(えぼしごや・2520m)着。ほぼ同時に本降りの雨になり、長丁場の読売新道に突っ込まず正解。
27日。
5:40 烏帽子小屋より赤牛岳(左上)と読売新道(右下)を望む。本日は快晴なり。(苦笑)
気温マイナス5℃。「今年一番」(同小屋)の冷え込みに…
大きな霜柱も…しかし、心配していた凍結はなし。
9:45 スタート地点の高瀬ダムへ下山。
夏山シーズンの終わりと、秋山の魅力と危険を体感した4日間。
最新の画像[もっと見る]
- 収穫! 2週間前
- 収穫! 2週間前
- 収穫! 2週間前
- 収穫! 2週間前
- 収穫! 2週間前
- 2024秋山+プラス 2週間前
- 2024秋山+プラス 2週間前
- 2024秋山+プラス 2週間前
- 2024秋山+プラス 2週間前
- 2024秋山+プラス 2週間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます