孫正義がゆく: ADSL開業 半径5メートルでみた桶狭間の戦い
宮本正男
経営学者の野田一夫は孫正義成功の秘密は下記の5点だとを実に的確に表している。まっかっか、ぼろぼろの逆風の今だが「悪運に翻弄されず、屈しない」だろう。常々感じていた思いと一致するのでメモしておく。
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ビジョン・ファンドの運用が始まったのは2017年5月。孫氏は今年5月の決算説明会で「ビジョン・ファンドへの情熱が私の情熱の97%。頭も胸もほとんどいっぱい」と語った。そうした情熱に後押しされ、投資に至ったベンチャー企業は9月末で88社を数える。
米カリフォルニア州パサデナのザ・ランガム・ハンティントンは、上品な大邸宅風の建築が美しい五つ星ホテルだ。ここで9月17~19日、世界 . . . 本文を読む
孫正義氏が「まっかっか」「ボロボロ」の表現で決算の悪さを表現したことがあちこちの評論で話題になっている。そのうち「まっかっか」「ボロボロ」がそのままで世界的に通用する言葉になるのではと思ってみたりする。かつて「もったいない」が国際的に認知されるようになったごとくに。
しかしこうした少し自虐的な言辞は孫正義氏の得意とする表現で、かつて20年前のADSL事業で5年間にわたり当時としては大きな赤字 . . . 本文を読む
投資失敗先・WEWORK 破綻会社 2兆円損失の可能性。集団訴訟で損害拡大。・UBER ビジネスモデル破綻 CAで労働問題、NJで訴訟・SPRINT オファー期限切れで 再交渉で売却損必死。続落中・SLACK 競合他社マイクロソフトに敗北。ユニコン神話おわり。暴落中。 ・OYO 25歳の創業者がうさんくさい。赤字拡大中。・LINE 赤字会社 黒字化 目途がたっていない。 ・クーパン 2700億円 . . . 本文を読む
こうした危うさが、さまざまなテクニックを駆使して節税する姿勢を生み出しているのかもしれない。欧米には、富裕層は社会の模範となるように振る舞うべきだというノブレス・オブリージュの考えがあり、古代ローマでは貴族がインフラ整備の費用を負担するなどしていた。今ではCSR(企業の社会的責任)の言葉が一般的だが、同様の考えは日本でも古来からあった。自社の利益の拡大に躍起になって、税の支払いを逃れることを孫氏 . . . 本文を読む
孫さんの立派なところはいくつもあるけど、一番目にすごいと思ったのは、95年に、まだ社員が5~6人しかおらず、利益も上がっていなかったヤフーという会社に100億円もの投資を行ったことです。当時ヤフーにそれだけの価値があるとは、誰も思わなかったでしょう。 二番目は、01年、ADSL回線サービスの「Yahoo! BB」を始めたこと。あの時に孫さんがケンカした相手は、NTTだったんです。 NTTなんて通信 . . . 本文を読む
孫正義がゆく: ADSL開業 半径5メートルでみた桶狭間の戦い
宮本正男
司馬遼太郎は「竜馬がゆく」の竜馬に自己のあらまほしき像を投影している。そして孫正義氏は若い時に読み竜馬と一体化しようとした。つまりは飛躍を恐れずに言えば司馬遼太郎の宗教観は孫正義氏の志に淵源において近しいのでは . . . 本文を読む
https://www.newsweekjapan.jp/yukawa/2019/09/post-19_4.php
孫氏は「ビジョンファンドを始める以前の18年間、アリババやヤフーなどに投資してきた。2、3人のアシスタントを使って趣味的に投資判断してきた。自分の時間や頭脳の3%くらいを投資に充てていた。しかしビジョンファンドでは専門家集団を作り、投資にわたしの時間や頭脳の97%を充てている」と語 . . . 本文を読む
孫正義がゆく: ADSL開業 半径5メートルでみた桶狭間の戦い
宮本正男
孫正義氏は研究開発には金を使わない、一方NTTやトヨタなどは巨額の研究開発投資を使い日本の技術力向上に貢献しているといった議論をかつて聞いたことがある。かつてはそうであったかもしれないが昨今の孫正義氏のスタート . . . 本文を読む
孫正義がゆく: ADSL開業 半径5メートルでみた桶狭間の戦い
宮本正男
孫正義氏の群戦略は福島原発事故に端を発しているのではないか。氏はこの事故に日本列島が崩壊すると戦慄したと想像する。その根拠は過去の9.11の際のただならぬ身構えぶりから来ている。
2001年9月11日、ソフト . . . 本文を読む
6年間滞在したバリ島ではバンヤンと呼ばれる大樹が神木として寺の周辺に祀られている。その根は気根で何千もの気根からなり、ケヘン寺院のビンギン樹(樹齢600年)になると周囲は30メートルにも及ぶ。
カンボジアのアンコール遺跡で見た板根は遺跡に絡みついてどのような天変地異が起きようとも千年以上に渡って生き抜いていくようなたくましさを感じる。
ソフトバンクの群戦略経営は世界のありとあらゆる最先 . . . 本文を読む
孫正義氏を評した面白い記事を見つけたのでメモしておく。以下ビタリー・カツェネルソンの記事メモです。
2016年9月9日〔原文公開日〕とあり、この記事が現在から見てどう評価されるかが興味深い。
ビタリー・カツェネルソン Vitaliy Katsenelsonインベストメント・マネジメント・アソシエイツ社最高投資責任者
「ある産業が指数関数的な成長局面に入ったばあいは、企業のいま現在の株価が . . . 本文を読む
ソフトバンクのADSL開始は墨俣一夜城に例えられる驚異的に速い立ち上げとなる
2001年8月11日、転職初日に出社するとソフトバンクグループのある社長から、「わが社のADSLビジネスの現状は墨俣の一夜城と同じだ」といわれた。永禄9年(1566)織田信長が美濃の斎藤氏を攻める拠点の一つとして木下籐吉郎(のちの豊臣秀吉)に命じて砦を築かせた。実際には一夜ではないが驚異的な速さではあったらしい。その当 . . . 本文を読む
2017年6月13日、米国ヤフー中核事業がが、米ベライゾン・コミュニケーションズに買収され手続きを完了した。1995年、インターネット勃興期に発展した米国ヤフーは「アルタバ」と社名を変え、ヤフージャパンとアリババの株式管理会社となって23年の歴史の幕を閉じることになる。米ヤフーは売上高ではなく実感的な勢いで言えば2000年当時が勢いのピークで、その後グーグルに敗れたことになる。この記事によっ . . . 本文を読む
かつて都内のホテルのエレベーターで一緒に乗り合わせた記憶がある。
孫正義氏が持論で農業革命、産業革命、情報革命を述べているが、元ネタはアルビン・トフラーだ。直接投票の弊害も指摘している。再度やり直すか最終決定は国会で行うかのバッファーが必要だと、今日の英国直接投票を見透かすような予測も行っている。(今日の読売新聞コラムより)
アルビン・トフラー氏が死去 87歳、「第三の波」
2016/6/3 . . . 本文を読む