まさおレポート

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転職のはざま ヨーロッパ旅行日記その2

2009-01-18 | 紀行 USA・UK・FR・BCN・GVE・AUS・DEU


1990年8月1日
パリ St.Lazare駅到着 案内は有ることはあるのだが、Londonほど親切ではない。トイレに入ろうとするといきなり有料で硬貨を持ち合わせていない。こんな時は少々いらつく。
余りうろうろしたくなかったので駅のすぐ近くのホテルAUSTIN'S HOTELに泊まることにする。134フラン。マダムはラテン系の美女。カルメンはこんな風な女かなと頭をよぎる。部屋は道路に面しており、両側のビルに車の音が反響して凄い。

この日はメトロの乗り方を覚えるためにルーブルに行く。

8月2日 グランパレに行く。屋根の青銅の彫刻が印象的。

8月3日 オルセー美術館を一日がかりで見てまわる。あまりに収蔵が多くて一日では到底無理な事があらためてわかる。収蔵品のなじみやすさからするとこちらのオルセーをまず見学するべきであった。とにかくゆっくりと疲れないように回るのがコツだと自らに言い聞かせる。オランジェリー美術館も見る。こちらはルノアールの作品が多い。




帰りにホテルの近くのSt.Lazare広場で金をせびる若者に遭遇。恐喝とは違う。物乞いにしては普通の若者風。私のところにも来たが、言葉がよくわからないので、そういうジェスチャーをすると向こうへ行ってしまった。

広場では人の流れを眺める。大きなセパード犬を連れた一人旅の女性が歩いていく。

オルセー美術館から帰ると猛烈に腹が減っている。ホテルの隣のイタリアレストランでREGIMAと呼ぶPIZZAを食べる。ここのピッザは実に美味い。VINO D'ITALIAとよぶ香味酢をかけて食べるとさっぱりとして実に美味い。ここの親父は愛想の良いイタリア人だが、商売となるとなかなかしっかりしている。店の前に車がたまたま駐車したりすると早速ピッザとミネラルウォータのセットを持って行き、売りつける。駐車場の代わりと言うことらしい。

夜中に通りの人の声と車の音がうるさくてよく眠れない。窓を閉めると暑いしまいってしまう。しかし全体としてパリのホテルの方がロンドンの宿よりはるかに安くて良心的だとも思う。この違いはなんだろう。イギリスも観光収入は大きいはずだし、国民性の違いで片付くものでもなさそう。


セーヌ川沿いの風景


ルテシアホテル このホテルは今回泊まった安宿とは比較にならない高級ホテルで、さらにさかのぼること15年ほど前にツアー旅行で泊まった。たまたま街を歩いていてこのホテルの前を通りかかった。20代のころにこのホテルに泊まって、40代で安ホテルに泊まるとはなんだか逆転している。しかし、今回は二月近くをかけて旅するので、節約旅行にならざるを得ない。

20代の旅では、このホテルの部屋の窓から道路の朝市が見えたことを思い出した。羽根つきの鶏がぶら下がっており、日本では決して思わない「美味そう」との感想を抱いた事まで思い出した。





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