まさおレポート

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バリ島のサカ暦ウク暦と赤米210日などで仮説を

2024-11-17 | バリ島 文化・風習・葬祭・ヒンドゥ・寺院・宮殿
バリの暦にサカ暦がある。ほぼ1年の周期なのだが閏月などで5年に一度修正する。この詳しい説明はさておきわたしはサカは釈迦からきているのだろうとぼんやりと思っていた。しかし全く関係がなかった。

紀元前にインドにサカ族が一世風靡し、その頃に中央アジアやインドさらにはギリシャの文明を融合して暦もあった。それがヒンドゥを通じてバリに伝わりサカ暦と呼ばれるようになったとか。ガルンガンが正月に当たる。

他の暦ウク暦がある。ニュピの日はウク暦の正月に当たり210日毎に新年を迎える。なぜ210日周期なのだろう。バリ人に聞いても昔からそうだということ以外に答えは返ってこなかった。

日本の210日の連想から稲作周期に関係があるのか、収穫時期の台風シーズンを教える指標でもあった。

ひょっとして稲作周期は210日か?そんな仮説を立てて見たが現在の早稲米は100日で収穫だ。合わない。そこで古代ではどうかと。赤米は古代種だがそれでも140日程度だという。

ならば稲作が始まった時代の気候下ではどうか。その頃の気温は現代よりも低く生育が遅い。しからば210日の生育周期も妥当性が出てきた。

約1万年前中国南部で野生稲の栽培が始まった。この野生稲の生育周期は起源地の中国南部揚子江で210日から240日だった。野生稲の平均180から240より遅いのは気温が低い期間があるためだという。

やったね、野生稲の起源地での生育周期が言い伝えられて210日ということばが残ったとの仮説もまんざらではないか。

まあ思いつきの仮説だけどどうだろうか。





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