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まさおレポート

ソフトバンクにどうしてこの指たかれとしないのだろう→この指たかれを検討中らしい

追記 ソフトバンクはIOWN推進に参加を検討していると広報が発表したらしい。
良かった。

以下は従来の記事

NTTと KDDI 光電融合で提携との記事が散見されるようになった。ソフトバンクもARMを味方につけているとはいえうかうかしておれない。NTTと KDDI は現在及び将来に渡るARMの手強さを骨身に染みて感じている。

光電融合で提携して新たな光電融合設計技術及び製造技術を起こしてARMの独占状態とソフトバンクの立場を根っこから崩そうとしているように思えてくる。

かつてのADSL干渉問題の時に包囲網を作られた時の事件を思い出した。

ソフトバンクは最大の関心を持ってこのNTT+KDDI 光電融合提携を注視すべきだろうと思います。


2023年3月17日の広報には下記の様に記されている。

NTTとKDDIが光ネットワークの研究開発を牽引してきた。
NTTとKDDIはオールフォトニクス・ネットワークのグローバルレベルでの実現を進める。

研究・開発は、オープン・イノベーションで検討を加速し、世界に革新的通信技術を広めるとともに、標準化をめざす。

1. 高速化と品質維持を両立するオールフォトニクス・ネットワークの伝送方式の標準化

電気処理を行わず光波長信号のまま処理して伝送するオールフォトニクス・ネットワークは、低消費電力かつ低遅延が特長です。一方で、さまざまなサービスごとに有限の光波長を効率的に割り当てる手法や、光ファイバー中や光増幅器での伝送品質劣化の抑制が課題

両社はモバイルネットワークにオールフォトニクス・ネットワークを適用するための技術の標準化活動を進め、基地局を含むコアネットワーク内や、エッジやクラウドがあるデータセンター間をオールフォトニクス・ネットワークで繋げる。

光ネットワークの監視・制御技術の標準化活動を推進し、マルチベンダシステムにおいても信頼性の高い光ネットワークを実現するオーケストレーション技術を両社で検討・推進します。

ITU-T での技術の標準化をめざします。

NTTとKDDIは、強靭な通信インフラであるオールフォトニクス・ネットワークを早期に社会実装し、世界へ貢献することをめざす。


https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC22BMU0S3A220C2000000

NTTとKDDIが次世代の光通信技術の研究開発で提携する。通信回線からサーバーや半導体の内部まで、光で信号を伝える超省エネの通信網の基盤技術を共同で開発する。情報流通の要であるデータセンター(DC)は全世界の消費電力の約1%を占め、今後も確実に急増する。両社は2024年中に基本的な技術を確立し、30年以降にDCを含む情報通信網の消費電力を100分の1に低減することを目指す。


なんだか風向きが変わってきたように思う。NTTの今後のカードである光電融合にKDDIがこの指たかれで乗ったことは大変な出来事だと。

大きな時代の波は繰り返す傾向があることに大変興味を持っている。プラトンとアリストテレス思想の波は大きく繰り返していると哲学の教授が述べていたことが50年経っても耳に残っている。そこまで大それたうねりでなくても世界の経済現象の鉄則においても独禁法から安全保障へとうねりの到来はきているように思える。

AT&Tを解体に追い込んだ米国独禁法の大波は今では安全保障と自国の経済力の波に変わってきているように思う。独禁法よりも米中の経済戦争に勝つことの方が自国の経済力さらに安全保障を高めるためには最重要だとの考えが支配的になってきているのは明らかではなかろうかと考えている。


この大波がNTTと KDDI 2社光電融合で提携することと一体なんの関係があるのか。

中曽根氏の改革でNTTは民営化しKDDもKDDIとなった。料金面で大きな成果を収めた光の一面だが影もある。日本の栄華を誇った半導体がNTTのリーダーシップを失い凋落したことが影の最たるものではないかと考えている。他にもDRAMばかり追求しすぎ、高品質を追求しすぎ、韓国の金に目が眩んだ日本の技術者が高額のアルバイト料で技術を流出したとそれぞれ当を得ているが最大の理由はNTTの民営化で国産の交換機が不要となり、その半導体需要が止まったことだろう。民営化しようがしまいが遅かれ早かれ交換機の需要は止まるのだが日本の半導体の方向転換をする間もなく資金力を断たれその終焉を早めたことは否めないだろうと考えております。


独占の方が半導体産業擁護には向いていたのだ。AT&T解体前のベル研のノーベル賞受賞歴を見ればその独占の国力に対する貢献がよくわかる。つまり民営化の光だけではなく影の部分にもようやく気が付いたのではないかと推測しているのだが。

流石にNTT独占に戻るわけにはいかない、だが寡占なら世間もとやかく言わない。NTT+KDDI連合の資金力で日本が光電融合を提げて世界半導体+通信事業のリーダーシップを取り返そう、そう考えたのではなかろうかと。


ここまで考えるとソフトバンクはうかうかしていられないことに気がつきます。今までは独占反対、アクセスのイコールフッティングが堅固な防御壁になり、ARMという最強の味方がいるが光電融合に乗り遅れるとかつて新電電で言われた2強1弱の時代が再び来ないとも言えないと危惧します。

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