受難のファサード ジュセップ・マリア・スビラックの彫刻
受難のファサード 謎の魔方陣。縦横斜めいずれを足しても33になる。何を意図しての魔方陣か。33はキリストの死亡した年齢。ジュセップ・マリア・スビラックの彫刻。(裾で隠れている数字は15)
受難のファサード ジュセップ・マリア・スビラックの彫刻 。
ガウディの独特な建築様式が強く表れた構造。
窓は、楕円形や円形を多用した幾何学的なデザインが特徴的で円形の窓は、ガウディのデザイン哲学である自然の曲線美を強調し彼の建築に頻繁に登場する。
窓のデザインに見られる複数の丸や細長い楕円は、外から差し込む光を拡散させ、建物内部に柔らかい光を届ける。
写真に写る石の部分は、細かい彫刻や装飾が少なく、シンプルな石材の質感が際立っている。これは、サグラダ・ファミリア全体の複雑で装飾的な部分とは対照的で、強さや機能性を求めたデザインだ。石の色も自然なトーンを保ち、調和するように作られている。
サグラダ・ファミリアの内部天井の一部で、アントニ・ガウディが自然の形状や構造を模倣して設計した、複雑で象徴的な天井構造だ。この天井は、ガウディが建築に取り入れた自然の要素や、彼の力学的アプローチをよく表している。
天井には放射状に広がる星形の模様が見える。このデザインは、太陽の光を象徴しているとされている。ガウディは、建物を単なる無機的な構造物として捉えず、有機的な生命体のように設計した。天井の構造は、樹木の枝や葉のように複雑なパターンを形成しており、それが空間全体に自然の美を取り入れ調和や対称性を反映し、人々に自然の力と神の創造力を感じさせる。
放射状のパターンや三角形の形状が見える部分は、力の集中を避け、天井の重量を柱に分散させるための工夫でガウディのチェーンモデル技術によって導かれたもの。
写真に写っている柱は真っ直ぐに立つのではなく、上に行くに従って枝分かれし、天井全体を支える構造になっている。建物全体の重量を効率的に分散させる。
天井には星や放射状のデザインが取り入れられ光を効果的に拡散する。
写真に見える美しいステンドグラスは、サグラダ・ファミリアの内部空間を神聖なものへと変化させる。ガウディは、光を建物内部に取り込むことに非常にこだわり、ステンドグラスを通して入る自然光が、色とりどりの光を内部に散りばめることで、神秘的な雰囲気を作り出す。
このステンドグラスのデザインは、花のような放射状の模様を持ち、青や緑、黄色などの色彩が美しく輝き、光の変化に応じて内部空間が異なる雰囲気を醸し出す。光が差し込む時間や角度に応じて、ステンドグラスから投影される光は変化し、訪れる人々に神聖な光の祝福を体験させる。
柱とステンドグラスが一体となって、建物全体を自然の神殿としている。
写真の中央部分には、人間の姿を象った彫刻が見られ、これはガウディがサグラダ・ファミリア全体を通じて表現した聖書の物語の一部である可能性が高い。
石を巧みに削り出し、複雑な形状や質感を作り出すための高度な技術が駆使され現実の自然そのものを模倣しているかのようだ。近くで見るとその細やかさやリアルさに驚かされる。
羊飼いたちの礼拝 最初に星を見てキリストに祈ったのが羊飼。
聖母マリアの載冠が右上部に見える。キリストが聖母マリアに冠を授ける。愛徳の門の最上段 。
奏楽の天使達。ファサードの正面左に3人、右に3人の天使達が楽器を演奏している。建築家の外尾悦郎氏の制作もあるとか。
アントニ・ガウディは、自然界の力を巧みに利用して建築の美と機能を融合させる手法を生み出した。チェーン模型と呼ばれる技法で建築物が持つべき構造的な安定性を逆転の発想で導き出した。吊るされた状態で安定する物体は、そのまま逆さにすることで、重力に対して安定した構造になる。
この手法はサグラダ・ファミリアにも応用されている。サグラダ・ファミリアの曲線的なアーチや柱は、ガウディが吊り下げ模型で得た理論をもとに設計されており、重力に従いながら、複雑で優美な形を持っている。これにより、建物は驚異的な安定性を保ちながら自然の美しさを兼ね備えた空間が生まれた。
ガウディの時代には物理的なチェーンや紐を用いて実験が行われていたが、現代ではその考え方をデジタル技術で実現できるため、チェーンモデルは古い技法ではなく、むしろ現代の建築デザインにおける重要な手法でもある。
このカテドラルに足を踏み入れると聖なる空間に包み込まれた感覚が押し寄せてくる。高くそびえる柱とアーチ、ステンドグラスを通して降り注ぐ光は聖そのものの息吹を感じる。石に宿った崇高さ。圧倒的な存在感を放つ巨大な柱は人間の祈りを象徴している。石という無機質なものに、これほどまでに魂が宿ることがあるのかと驚愕する。
ステンドグラスを通して差し込む青、赤、緑、そして黄金の光が静かに内部を満たし、その空間にいる全てのものを祝福している。光に照らされた時、人々はこの世のものとは思えぬほどの神秘的な感覚に包まれ、世界の喧騒から切り離された瞬間を体験する。
サラダ
パエリアの昼食。
この料理は、彩り豊かな野菜と薄切りの牛肉を使った炒め物。
写真に見える赤、緑、黄色の野菜は、ズッキーニ、パプリカ、玉ねぎなどが使われており、それぞれがシャキシャキとした食感とフレッシュな味わいだ。
皿の周りにはソースがかかっており、ゴマのトッピングが施されソースは醤油やオイスターソースをベースにしている。ゴマの風味も、香ばしさを加え、全体のバランスにアクセントを添えている。
魚が美しくグリルされ、表面には焼き色がついている。カリッとした外皮の下には、白身が隠れている。グリルの香ばしさとともに、塩とオリーブオイルが使用されている。
トッピングはトマト、玉ねぎ、ハーブ、そしてオリーブのような具材が組み合わされている。トマトの酸味が魚の脂っこさを和らげ、全体に爽やかな味わいをもたらしている。オリーブオイルを使ったドレッシングや軽いハーブの風味が味わいを一層引き立てている。
皿の一角に緑鮮やかなリーフレタスやトマトがシンプルに盛り付けられ新鮮さが際立っている。ドレッシングはオリーブオイルと塩のみでバランスをもたらしている。シャキシャキとした食感が、柔らかい魚との対比を作っている。
目の前にあるこの料理はアロス・カルドソで海の恵みをたっぷり吸い込んだ、濃厚で芳醇な一皿だ。
焦げた茶色とオレンジの深みが混ざり合い、スプーンを入れる前からその強烈な風味が想像できる。大きなエビが海の香りと新鮮さを漂わせている。エビの周囲には、タコやイカなどシーフードや野菜、そしてパセリなどのハーブが絡み合い複雑なうまさを作り上げている。海老の焦げ目は、絶妙な火入れがなされ口の中でカリッとした食感とジューシーな身が楽しめる。
ベースとなる米も、その粒がしっかりと形を保ちながらも、スープをしっかりと吸収している。