まさおレポート

当ブログへようこそ。広範囲を記事にしていますので右欄のカテゴリー分類から入ると関連記事へのアクセスに便利です。 

「ロスト」の気になるSF エネルギーと時間は変換可能

2018-05-19 | AIの先にあるもの

米国テレビドラマのロストについて昨年書いたブログ記事を見直してみるとどうしても気になるSFの設定があり、忘れてしまうといけないのでメモしておくと、エネルギーと時間は変換可能だという驚くべき設定になってることで、これはなんとも凄い。エネルギーと時間は変換可能だという設定以外にも次のようなSF的設定があるが、これらはいわば見慣れたSF的設定と言える。

1.この島は強烈な地磁気パワーを持つ。ボタンを押さなかったために放出された磁気で航空機オーシャニック816便が落ちる。磁石の島伝説というものがあることも知った。

2.フラッシュ・サイドウェイ パラレルワールドで1970年代に水素爆弾を爆発させた直後より2つの物語が始まる。1つの物語は引き続いて島で展開され、もう片方は815便が墜落しなかった世界「フラッシュ・サイドウェイ」として描かれる。

3,ロックの母が彼に「あなたは "immaculately conceived(処女懐胎)" の末にできた子だと打ち明ける。ロックはウォルトとともに「奇跡の子」として登場するがウォルトは幽体離脱ができ、島のあちこちに現れたり父マイケルと古いコンピュータで交信できる。 地磁気パワーが処女懐胎や奇跡の子を生み出す一種のSFだろう。

4.ハーリーは登場人物の中国人と同じく死者が見える。ヒューゴはチャーリーの幽霊を見る。ハリーの友人は幻覚か幽霊か不明だがともかく幽霊が地磁気パワーに触発されたかのようにSF的に登場する。

そしてこれらのSF的舞台設定の根にあるのがビキニ環礁での水爆実験に関係があると思われる爆発エネルギーで、時が30年前に戻り1974年にフラッシュ・バックし30年前に戻った過去の世界に引き戻される。これがエネルギーと時間は変換可能だという驚くべき設定から導かれている。

本当にそんなことは考えられるのか。不確定性原理によると ΔE*Δt≧h/4π から、エネルギーと時間は「共役関係」にあるとのことで、だからエネルギーと時間は変換可能だという結論にはならないが、ともかく関係があるらしい。相対性理論のミンコフスキー時空の不変量sが

s^2=x^2+y^2+z^2-c^2*t^2と表されることから、時間と空間は関係している。空間は質量と密接に関係するから時間とも関係する、そして質量はエネルギーと変換可能だから互いになんらかの関係があることもおぼろげに見えてくる。つまり、時間、空間、質量、エネルギーはなんらかの関係はあるのだが数式で表されるほどには未だ至っていない。

量子力学と相対性理論がいつの日か結びつき大統一理論、万物の理論が完成し、4つの相互作用(強い、電磁気、弱い、重力)が、統一された理論が完成することで時間とは何かの答えが出てくるとのことだが、この物語「ロスト」はそんな世界を先取りしている。

 (時間、空間、質量、エネルギーに情報も変換可能となったらどうかと夢想している)

ロスト 1 思い出を解放するために集まる - 団塊亭日常 - Gooブログ

ロスト2 物語の枠組み - 団塊亭日常 - Gooブログ

ロスト3 心の傷からの解放 - 団塊亭日常

ロストと煙男 - 団塊亭日常 - Gooブログ

ロストで富の偏在を 

ロスト 気になるセリフ - 団塊亭日常 - Gooブログ


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。