まさおレポート

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輸血をすると人格が変わるか

2018-09-25 | 心の旅路・my life・詫間回想

科学的根拠は非常に薄いが都市伝説に近いものになっていることがいくつかある、輸血をすると人格が変わるのではないかもその一つだ。しかしこれは輸血をした人に失礼だし、荒唐無稽の都市伝説だと笑い飛ばして良い。ただもっともらしい都市伝説なので書き留めておきます。

ある人から聞いた話

ずいぶん前のことになるが、ある人がかつて勤務していたある会社の経営幹部が胃がんの全摘手術をし、長い入院の後に会社に復帰した。それまで穏やかで上品だった人柄が折につけ変わったことが日常の業務で接する言動や酒席で感じられた。その代表的な変化はそれまでとは打って変わって怒りやすく、嫌味っぽく、下品になり、情緒不安定になったことが感じられたという。

別の解釈もできないことはない、退院後は体力がまだ本調子ではないので自信喪失の裏返しで人は怒りやすくなる、男性ホルモンなどが減少するために嫌味っぽくなる、その結果として抑圧されていた下品な言動も時折顔をだす、結果として情緒不安定になるといった説明だ。でもこうした説明よりもこうした人格の持ち主の血液が大量に輸血されたためと考えるほうが面白いので都市伝説が出来上がるのだろう。ある人が根拠として挙げていたのは次の2つだ。

シーン1 新聞記者のインタビューに同席したとき、記者が昔なじみの気楽さで「xxさん、入院後に変わりましたね、かつての迫力がなくなりましたよ」同席していたある人はこの記者の無礼にその時は腹が立ったが、指摘の的確なことにも感心したという。

シーン2 ある人が出張に同行し、帰りに小料理屋で食事をしたときのこと、経営幹部氏は着席するなり「えさ食わしてくれ」、それまでこのような乱暴な言葉を発する人ではなかったので印象に残った。

実は身近にもこのような話を聞いたことがある、遠縁にある兄弟がいて家の土地家屋の相続については口頭で円満に話し合いが済んでいた、そして兄弟の信義からも書いたものも残さず、催促も行わなかった。あるとき兄が大腸癌の大手術をして大量の輸血をした。そして月日が流れて弟が相続の話を進めようとすると「そんな話はした覚えがない、証文はあるのか」と豹変されたという。時すでに遅し、訴訟を起こしても時効が成立し、あとの祭りとなった。

これなど、最初から弟が兄にだまされたとの解釈も合理的だが、都市伝説に従って、豹変の理由として大量の輸血があるのではと考えて観ることもできる。つまり狡い人格の血液が多量に輸血された結果、兄の人格が変わったとの解釈だがしかしやはり無理がある、最初から弟が兄にだまされたと考えるほうが妥当だろう。


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