まさおレポート

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狂ったフリ作戦

2010-12-01 | 通信事業 NTT・NTTデータ・新電電
かつてあるところであるひとから狂ったフリをするのが喧嘩の秘訣と聞かされた。このときの話の文脈からは、この喧嘩はビジネス上の喧嘩の意味で使われた。本当の喧嘩のときにも有効だったのだろうと思いながら聞いた。

ビジネスで競合がある日値下げを発表したとする。すると間髪を入れず対向値下げを発表する。数ヶ月後再び競合が値下げをする。すると又また間髪を入れずに対向値下げを発表する。こうすると競合はこの企業の経営者が不気味な存在に見えてくる。何をするかわからん相手だ。きみが悪い、こう思わせたらしめたものだという作戦だ。

北朝鮮の行動パターンも狂気のフリをして米韓をビビらせる戦略が透けてみえる。この狂気の天才的な演技力は金正日に固有のものであったかも知れないが、今や後継者もこの狂気のフリ作戦の有効性を学んだに違いない。

この狂気のフリ作戦は織田信長も青年時代に採用している。父の葬儀に灰を位牌に投げつけてうつけ殿と呼ばれたとの話が残っている。日本や韓国に共通するものかもしれない。ヨーロッパの歴史に狂気のフリ作戦を実行に移した人物は寡聞にして知らない。米国も狂気のフリ作戦など全く理解できないのではないか。


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