まさおレポート

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ポンペイ遺跡から日本の富士山の噴火を想起

2012-02-29 | 日常の風景・ニュース

2006年に旅したポンペイ遺跡の写真を整理していたら下記のことが頭に浮かんだ。

西暦79年にポンペイの噴火が起きた。それに先立つ65年にはこのあたり一帯に大きな地震が起きた。大地震の後14年を経てベスビオス火山が噴火している。2011年3月11日の東北大震災の後にも富士山が刺激されたのか煙を吐いている。この類似から、富士山の大噴火を想定すると恐ろしい。

ポンペイでは多くの人が火砕流にのまれて街そのものがなくなった。これを防ぐことが第一のポイントだろう。そうすると富士山の噴火で火砕流から瞬間的に逃れるにはシェルター機能を施した地下街に避難するか、防災ビルが考えられる。火砕流の恐れが想定されるエリアに計画的にシェルター機能を施した地下街と防災ビルを配置する。このための「ハコもの」なら文句は言わない。膨大な投資が必要だろうが、従来型の公共投資に批判が多い昨今であるが、自らと子孫の命を守るためとあれば国債を発行すればよい。デフレ脱却の有効打にもなる。

富士山のふもとに建設された防災ビルの屋上には太陽光発電設備を設けてこれを太陽光発電と結びつけてもよい。この発電設備には噴火の際の火山灰対策も考慮しなければならないだろう。その他噴火の恐れのある火山のふもとに太陽光発電設備を兼ねた防災ビルを建設していけばお互いのリスクを補え合う。休耕田を利用した電田構想はなにかと反対が多そうだが、防災対策を兼ねたこの構想はどうだろうか。

    ランクAの火山        100 年活動度または1万年活動度が特に高い活火山   13火山

    ランクBの火山        100 年活動度または1万年活動度が高い活火山        36火山

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/gyomu/index95zu.html 気象庁データより。

 

1に示したすべてのカルデラの危険度を合算することによって,わが国を脅かしているカルデラ破局噴火のリスク期待値が毎年507人であることがわかる.100年あたり5万人だから,この数値はわが国の地震リスクとくらべて小さいとは言えない.

 

地域社会や国,そして文明までも滅ぼしてしまうカルデラ破局噴火がときに起こることを,日本の火山学者はすでに半世紀以上も前に気づいていた.松本唯一は,『九州の四つの巨大カルデラ火山』と題する英文論文を1943年に書き,どのカルデラも火砕流の大規模噴出の結果としてつくられたことを示した(Matumoto, 1943).しかし,このような火砕流噴火(カルデラ破局噴火)を,現代都市を脅かすリスクだととらえて火山学者が議論を展開するようになったのは,ごく最近のことである.アカホヤ噴火の発見者のひとりである町田洋はその先駆者である(町田,19861987).http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/bosai/hakyoku/hakyoku.htm

 

 

 

 


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