追記
「数学の天才」 ペンローズ氏のノーベル賞決定に佐藤文隆・京大名誉教授が喜び
毎日新聞2020年10月7日 11時09分(最終更新 10月7日 11時09分) 今年のノーベル物理学賞に決まった英オックスフォード大のロジャー・ペンローズ名誉教授(89)
ペンローズ氏は1965年、アインシュタインの一般相対性理論に基づき、ブラックホールの存在を説明できると示したことが評価された。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76210?page=3 竹内薫氏によるとペンローズの業績はブラックホールの特異点定理にとどまらない。
スピンという、素粒子がもつ特性をネットワークにして、森羅万象を記述しようという壮大な試みもある。なんだか仏教の「縁」みたいだ。
宇宙の始まりと終わりが「同じ」だとする共形循環宇宙論はまるで輪廻観みたいだ。
共形サイクリック宇宙論(きょうけい─うちゅうろん、英語: Conformal Cyclic Cosmology, CCC)とは、理論物理学者ロジャー・ペンローズによって提唱された一般相対性理論の枠組みの中での宇宙モデルである[1][2][3]。 共形サイクリック宇宙論では、宇宙は無限の周期で反復し、それぞれ前のサイクルの未来の時間的無限遠が次のビッグバンの特異点と同一視される。by wiki
人間や動物の意識の根源が、脳の量子的な仕組みによるという理論もある。
ペンローズ・ハメロフ アプローチ
理論物理学者のロジャー・ペンローズと麻酔科医のスチュワート・ハメロフによって提唱されているアプローチ。二人によって提唱されている意識に関する理論は Orchestrated Objective Reduction Theory(統合された客観収縮理論)、または略して Orch-OR Theory(オーチ・オア・セオリー)と呼ばれる。
意識は何らかの量子過程から生じてくると推測している。ペンローズらの「Orch OR 理論」によれば、意識はニューロンを単位として生じてくるのではなく、微小管と呼ばれる量子過程が起こりやすい構造から生じる。この理論に対しては、現在では懐疑的に考えられているが生物学上の様々な現象が量子論を応用することで説明可能な点から少しずつ立証されていて20年前から唱えられてきたこの説を根本的に否定できた人はいないとハメロフは主張している。
臨死体験の関連性について以下のように推測している。「脳で生まれる意識は宇宙世界で生まれる素粒子より小さい物質であり、重力・空間・時間にとわれない性質を持つため、通常は脳に納まっている」が「体験者の心臓が止まると、意識は脳から出て拡散する。そこで体験者が蘇生した場合は意識は脳に戻り、体験者が蘇生しなければ意識情報は宇宙に在り続ける」あるいは「別の生命体と結び付いて生まれ変わるのかもしれない。」と述べている。by wiki
以下は2018-05-02 20:05:29の記事
むく鳥が一斉に方向転換するさまをバリ島で毎夕みていた。イワシや鯵の群れが一体となって動くさまも映像でよく見かける。夏になると水田のカエルが一斉に鳴きだして一斉に止む。あくびは伝染し、電車の中で鼻をかくと向かいの人も伝染する。
同期現象は二つの振り子時計の振り子が何時の間にか同調する現象として知られ、メトロノームの実験で見事に再現される。この場合、振り子やメトロノームが近接していると何時の間にか同調する現象が起きるらしいが理由は解明されていない。地球から見る月にいつも同じ模様が見えるのは月の自転と公転の回転率が同調していることを示す。ユングの共時性は心の同期とも言える。
電子スピンしているが右向きと左向きがある。電子は軌道があると思われたのは過去の話で、すべての位置で共存する重ね合わせの状態にあり、電磁波を当てて観測するまでは位置を確定できない。電子のスピンも右向きと左向きが重ね合わせの状態にあり、荷電粒子のスピンによって生じた磁場を観測するまでスピンの向きは確定しない。これを量子状態と呼ぶ。
量子状態にある二つの粒子がペアになると、空間的に離れていても一つの粒子の測定結果が瞬時に残りの粒子に影響するというのが「量子もつれ」である。 EPRパラドックスでアインシュタインは一つの粒子が反対方向のスピンをもつ同時に生まれた光子や電子などの双子の粒子Aと粒子Bに分裂した場合、量子力学では、粒子A、Bが離れていても、粒子Aのスピンの向きを測定すれば、粒子Bのスピンの状態が瞬時に判明すると予想する。これは情報が超光速で伝達され特殊相対性理論に反してしまうので、超光速は存在しないから量子力学は間違っているという主張をした。
1982年、フランスのアスぺらはEPRパラドックスを十分離れたところで量子力学的な相関関係が保たれていることで証明した。理化学研究所のグループは超伝導体中のクーパー対から1対のもつれ電子を取り出して分離し、空間的に離れた2個の電子のスピンに量子もつれが存在することを確認した。つまりは超伝導も量子もつれの顕れの一つだったのだ。
リチャード・ファインマンは量子ビット(キュビット)では、4ビットでも重ね合わせによって16通りを重ね合わせて表現でき、キュビット同士のもつれも急速に増えるため、計算速度も情報量も飛躍的に向上すると着想した。 量子テレポーテーション技術も双子の粒子の一方に情報を送れば、遠く離れた片方に瞬時に転送されることで実用化されそうだ。
数学者のロジャー・ペンローズと麻酔科医のスチュワート・ハメロフは、人間の脳は量子コンピュータであると言い出した。ニューロンの内部にはチューブリンと呼ばれるたんぱく質が連なった微小管という構造体があり、それがキュビットのように振る舞い、さらに無数のニューロンのチューブリンたんぱく質が相互に量子もつれの状態にあると考えた。人間の意識はニューロン単位ではなく、微小管がキュビットとしてはたらくことで生まれるというのだが量子物理学者のジム・アル-カリーリは、量子的現象は電子や原子のスケールで起こるものであり、微小管はキュビットの候補としては余りにも大きすぎると反論している。面白くなってきそうだ。
親しい関係の二人を別の部屋に隔離して一方に刺激を与えると相手にも同じ刺激の同期現象が起こるというディーン・ラディンらの実験は、心と心が何らかの物理現象でリンクする可能性を示唆している。
現実にあるのではないかと考えていたが科学的でないと退けられていたテレパシーや念力、透視なども量子力学的に解明される日が近いような気がする。
準結晶超伝導転移からペンローズの意識と量子力学に
透視と念写、ショーペンハウアー、イッテルビウム12ホウ化物を結ぶもの