追記 2018/2/11
11年前に夢の中で見たエレベータが実現したという。縦横に動く。これは何でもない事のようで当事者にとっては実に奇妙な感覚だ。(2017年7月の記事でやや旧聞だが今朝発見したので。)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00433300
2007/10/14 初稿
来し方振り返ってみると夢には定番のあることがわかる。普通に見る夢は起きて朝飯を食べる頃には忘れてしまっているが定番の夢は記憶に残っている。同じパタンのストーリが何年かに一回あるいはもっと長期間をおいて現れる。ああこれは以前見た夢だと思いますます記憶にとどまる。その一つに変わったエレベータがある。
今朝の夢ではない。昨日町田に散歩に出かけた。長く歩き続けて休憩のために店に置かれた椅子に腰かけて文庫本を読んだ。村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読みだして冒頭にとても奇妙なエレベータで移動するシーンが出て来た。このシーンで定番の夢を思い出した。
夢の中に出てくるエレベータは縦に上下はもちろんのこと、横にも超高速で移動する。そして斜めにも。高層ビルの屋上を突き抜けるばかりに昇り切ったと思うと今度は横に移動を始める。高層ビルの林立する街中を自由自在に縦横斜と文字通り縦横無尽に移動する。
気がつくとビルの下にいたり、途中の階にいたりするのだが、その風景はおなじみだ。現実にどこかをモデルにしているのかと考えてみるのだが当てはまらない。過去に経験した風景のパーツを組み立てて新しい街が出来あがっている。
アーク森ビル 17森ビル ANAホテル 新宿の住友ビルその他のパーツから組み立てたとも考えてみるがどうも違うようだ。詮索しても意味のないことなのだろう。