2019年第1四半期、国内市場の従来型携帯電話およびスマートフォン端末の合計出荷台数は、前年同期比26.5%減の713.5万台となりました。この減少の要因としては、アップルのiPhone出荷が前年同期比30.3%減の330.2万台に落ち込んだことに加え、Android系も前年同期比23.0%減の367.1万台と伸び悩んだことが挙げられます。この落ち込みは、今春発表された「分離プラン」対応の新料金体系の実施に向けて、各キャリアが流通在庫の解消の必要性から調達台数を大幅に抑制したことや、ここ数年従来型携帯電話からの乗り換えなどを背景に続いてきたiPhoneの成長が一段落したことなどが要因として考えられます。
本四半期をベンダー別で見ると、アップルは前年同期比でシェアを2.5ポイント落としたものの46.3%でトップを維持しました。2位は115.5万台を出荷したシャープ(シェア16.2%)、3位は65万台出荷の富士通(同9.1%)、4位に55.5万台出荷のソニー(同7.8%)、5位は44.2万台出荷の京セラ(同6.2%)となりました。