孫正義氏はすでに一般的な投資判断を突き抜けているという気がする。投資家向けには当然ながら説得性のある論旨で話をするが彼の心情としては以下に引用する岡潔の「でたらめ」に近い気がする。引用の「でたらめ」をユニコーン投資、ファクト(事実)をヤフー、アリババと考えてみるとわかりやすい。
「ユニコーン投資」を十ほど並べてみると、その中には一つくらいポシビリティがある。このポシビリティをまた十ほど並べると、 . . . 本文を読む
小林「岡さん、書いていらしたが、数学者における一という観念……」 岡「一を仮定して、一というものは定義しない。一は何であるかという問題は取り扱わない」 小林「つまり一のなかに含まれているわけですな」岡潔 小林秀雄との対談 昭和40年発刊の『人間の建設』
小林秀雄の「つまり一のなかに含まれているわけですな」は深い。含まれている身は含むものを説明 . . . 本文を読む
ダイエー中内㓛と重なる「カリスマ」孫正義の孤独2019年12月6日 6時0分 JBpress
11月6日、決算会見に臨む孫正義氏(筆者撮影)
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(大西 康之:ジャーナリスト)
孫正義率いるソフトバンクグループ(SBG)が2019年7月~9月決算で約7000億円という創業以来、最大の最終赤字を計上した。米シェアオフィス大手、WeWor . . . 本文を読む
松岡正剛の千夜千冊1300夜で梵漢和対照・現代語訳 法華経|上・下を取り上げ、その中で次のことを記している。長い間「ドストエフスキーが常不軽菩薩のことを知っていれば、すぐに大作の中核として書きこんだはず」と。
もしもドストエフスキー(950夜)やトーマス・マン(316夜)が常不軽菩薩のことを知っていれば、すぐに大作の中核として書きこんだはずである。そのくらい、断然に光る(なぜ日本文学はこの問題を . . . 本文を読む
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ショーペンハウアーを魅了したのは伝統的なブラフマン–アートマンの思想であった。ブラフマンは宇宙全体をすべる原理であり、アートマンは個の最終的な源泉であるが、梵我一如として同一であると考えられ不変の絶対的現実であるが我々は経験から考えるので不断の変化のうちに生きていると考える。しかし不断の変化はマーヤー(幻影)に過ぎないとされる。
ブラフマン–アートマンと . . . 本文を読む