今日の足利は曇り。早朝の足利は曇り空。でも雲の向こうにうっすらと太陽が見えます。
「今日の天気なら大丈夫だ!」愛パパは心の中でそうつぶやきました。
そう、今日愛と旅に出たのは、北信州は長野県中野市、飯山市です。
こんな時期だかこそ、故郷を懐かしく思う気持ち、故郷を愛おしく思う気持ちを確認するために、北信州に向かいました。
「兔追いし かの山 小鮒釣りし かの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき ふるさと♪」
この唱歌の題名は「故郷」。この歌を作詞したのは文学博士「高野辰之(1876~1947年)」。
愛と一緒に、高野辰之が生まれ、そして育んだ「唱歌の里」中野市の自然をこの目で見て、耳で聞いて、心で感じたかったのです。
足利から信州中野インターチェンジまでは、車で3時間弱。
愛ママの友人が中野市に嫁いだことで、中野市に住む愛ママの友人に中野市を案内して頂きました。だから中野市には何度か足を運んだことがあるのです。
千曲川と志賀高原からなる中野市の豊かな自然は圧巻です。
なだらかに広がる扇状地に果てしなく広がる果樹園と平地に広がる水田は、「緑豊かな里」の名にふさわしい場所でした。
「せっかくだから」と、最近飯山市にオープンした「高橋まゆみ人形館」にも行きました。昔懐かしい、あどけない表情をした人形たち。誰でも見たことがある人形がたくさんいました。飯山市のまちなか活性化の関係でできた記念館だと思います。
次の向かったのは、今日のメインイベントの「高野辰之記念館」。
「故郷(ふるさと)」の他にも「春の小川」、「春が来た」、「紅葉」、「朧月夜」も高野辰之の作詞です。
記念館の前庭に「秋の夕日に 照る山紅葉 濃いも薄いも 数ある中に・・・♪」の歌碑がありました。愛の写真をここで記念に撮りました。
記念館に入ると、高野辰之の人生と育んできた故郷の光景にしばし時の流れを忘れてしまうほどの感動です。記念館から「かの山」と「かの川」をしっかりと目に焼き付けてきました。
そして最後に、信州は中野市が生んだ作曲家の中山晋平記念館にも寄りました。
「シャボン玉」の作曲で有名な中山晋平です。「シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ・・・♪」で有名です。のどかな里山で育ったからこそ、数々のメロディーを後世に残せたのでしょう。足利音頭も中山晋平が手がけたのは驚きました。記念館で「足利」の字を見るとは。
愛と楽しい1日でした。愛はぐったり。足利には午後7時前に戻れました。渡良瀬川の河原は午後7時を過ぎても明るいので、愛を走らせました。
渡良瀬川流域の両毛地区の豊かな自然を後世に残さなければなりません。高野辰之の「故郷」の3番の歌詞が愛パパの心にしみました。
「志を果たして いつの日にか 帰らん 山はあおきふるさと 水は清きふるさと♪」
志を果たして帰ってきたかはわかりませんが、そして信州ほどではありませんがこの渡良瀬川流域の両毛地区の自然を後世に残すべく、10年先のマスタープランをみんなで作り上げなればなりません。そのことを認識するために中野市に行って良かったです。
故郷を思う心は誰でも同じ。東北の人も関東の人も。
なぜなら、一番の心の故郷はその人に唯一つしかないから・・・。
愛、今日は付き合ってくれてありがとう。渡良瀬川のこの豊かな自然を守れる10年先のビジョンが頭の中に描けてきたよ。作文もできそうだよ。
愛「パパさん、良かったね!愛、初めての信州、パパさん楽しかったよ!」